9月30日(土)、人材育成プログラム『研志塾』の最終回となる第8回目を開催しました。これまで県内を東部→中部→西部と回ってきましたが、再び第1回目の鳥取市に戻り、鳥取駅近くにある「café SOURCE BANQUET」(http://banquet.cafe-source.com/)での開催です。
本日は最終回ということで、研志塾全体の振り返り。
冒頭では、個人編を担当したイミカの原田さん、組織編を担当したPubliCoの長浜さんからそれぞれのパートを20分ずつで振り返ってもらいました。それぞれ研修日数で3日、資料数にすると150ページを有に超える分量を20分ずつで振り返りましたが、参加者の皆さんの頭の中を、これまでの楽しい、そして大変だった日々が走馬灯のように駆け巡ったことと思います。
その後、学習定着率を表す「ラーニング・ピラミッド(Learning Pyramid)」の理論に従い、これまで学んだことをベースにお互いが教え合う・学び合うということを実践しました。一人20分で自分が現在抱えている課題や考えていること、将来の展望などを他の参加者と共有。同じ学びを体験した人同士、共通の土台を持ちながら有益なアドバイスをし合えたように思います。
最後は一人ずつ、約4ヶ月、全8回にわたる研志塾を振り返りながら一言ずつコメントをいただきました。そして、塾長である日本財団鳥取事務所長)木田より、修了証の授与。
鳥取市内在住の谷岡皆さんに作成いただいた、研志塾オリジナルの修了証をお渡ししました。実はこの修了証の文章は参加者一人ずつ違っています。講師をはじめとする運営事務局が参加者の顔を一人ずつ思い浮かべながら、想いを込めてメッセージを考えました。
最終回の目玉というかサプライズは何と言っても、研志塾の名前の由来でもある、正墻適処(しょうがきてきしょ)の末裔の方がお見えになられたこと。研志塾の存在をお知りになり、わざわざ東京から見学に来られました。
あらためてですが、研志塾は幕末の時代、鳥取県藩主だった池田藩に仕えた正墻適処が始めたもの。隆光寺本堂(現在の北栄町)にて開催され、藩内外から多くの学生を集め、明治維新にも大きな貢献をしたことで知られています。
研志塾の第1期はこれにて終了となります。参加者の皆さんそれぞれに、「自分の地域観」が整理でき、これから歩むべき道筋が見えてきたのではないでしょうか。第2期以降については、現在事務局にて企画中です。今後の展開をお楽しみに!