2019年3月2日(日)、日南町多里で地域自治組織が運営する、食堂兼加工品販売所(ホームランド多里)がリニューアルオープンし、併せて公共交通空白地有償運送を行なう車両が整備されました。同施設改修及び車両整備は、「暮らし日本一」の鳥取県をスローガンに、日本財団が鳥取県と共同で進めるプロジェクトの一環として、日本財団の2018年度助成事業にて実施したものです。同町は、高齢化率が50%を超え県内で最も高齢化が進む中山間地域で、過疎地域にも指定されています。その中で多里地区は高齢化の進行が著しく65%に達しています。同町では、少子高齢化に伴う過疎化の進行から、路線バスの利用者が減少し、2004年にバス事業者が撤退したため、同町がバス事業者とタクシー事業者等に委託して、路線バスやデマンドバスを運行し、地域交通の維持に努めていますが、今後、町内で高齢者の単身世帯が増加し、地域内での移動と食の確保の困難化が進行すると懸念されています。今回の施設改修により厨房スペースを拡張し、整備車両を活用して新たに配食サービスを多里地区周辺で提供するほか、公共交通空白地有償運送にて整備車両による住民ニーズに密着した移動サービスを開始する計画です。
【問合せ】
団体名:多里地域振興組合
代表者名:大畑 俊三
所在地:鳥取県日野群日南町多里字桜ヶ瀬783-10
電話:0859-84-0246
FAX:0859-84-0246