防災・危機管理情報


協働参画課の主な業務・制度

北栄スポーツクラブ

北栄スポーツクラブ

【事業内容】

ボランティアリーダーの養成、地域の介護予防活動のサポート、運動機器の整備。

運動をきっかけとした地域コミュニティの形成

町民が生涯を通じて豊かで活力ある生活を営むために、生涯スポーツ社会の抄出と定着を図る取り組みを実施している北栄スポーツクラブについて紹介します。

スポーツを活用した健康づくり

北栄スポーツクラブ

北栄町に拠点を構える北栄スポーツクラブは、スポーツの指導、各種大会の企画・運営、委託施設の管理などを目的に発足しました。

「町との協働によるまちづくり」 の具現化を図り、健康で明るいまちづくりを目指しています。北栄スポーツクラブの趣旨を啓発し、会員の増員並びに多様なクラブを育成しています。

特に近年、力を入れて取り組んでいるのはシニアスポーツ教室。高齢者が元気よく生き生きと暮らしていくためのサポートをしています。

平成16年から北栄町B&G海洋センターにて、朝9時半から11時の時間帯にシニアスポーツ教室を実施。当時の生徒は14、15人でしたが、徐々に口コミで人数が増えて、琴浦、倉吉、湯梨浜などから来られる方も含めて生徒は150人になりました。

室内でストレッチやランニング、バランスボールなど高齢者でも行える軽運動をしています。

各自治体で運動教室の実施

シニアスポーツ教室の取り組みを各自治会で実施するために、ボランティアリーダーの育成をしています。

北栄スポーツクラブ

事務局長の荒川辰也さんにお話を伺いました。

「北栄スポーツクラブまで来ることが困難な方もいますので、こういう運動を各地区の公民館で実施していきたいと考えています。私たちが各公民館に行ければ良いんですが、たくさんの場所で日程も別々なので出向くことが困難です。そのため実際にその地区で住んでいる方にリーダーになってもらって、その人が中心となって運動をしたり、仲間作りもしてもらって、元気になってもらえれば良いなと思っています」

ボランティアリーダーはシニアスポーツ教室の会員の方が多く、研修プログラムを経て、各自体会で運動教室を実施しています。
「シニアスポーツ教室ではバランスボールを使用した運動など、体幹トレーニングもあるので比較的元気な人向けのプログラムでしたが、今回の各自治会の運動教室では、もっと多くの方に参加してもらえるようにレベルを下げて易しいプログラムにしています」

「日本財団さんから頂いた支援金は、室内運動の備品などに使用させて頂きました。以前から行おうと考えていましたが、今回の支援をきっかけに取り組みを実現できました」

北栄には63の自治会がありますが、その中でも7自治体が先駆けて取り組んでいます。開催は運動の効果を持続させるために、週1回で行うようにしています。

下半身に特化したプログラムが健康寿命を延ばす

北栄スポーツクラブ

運動は下半身を鍛える内容がメインです。

「筋力は上半身よりも下半身が先に衰えていきます。結局寝たきりの原因は歩けなうなったりと下半身による影響が大きいです。なので、スクワットやウォーキングなど、下半身の筋肉を鍛えて蓄えるようにしています」

筋肉の蓄えがあると、足を捻って入院した場合でも回復が早く、寝たきりになる可能性が低くなります。普段から下半身を鍛えることは、健康寿命を伸ばすことも繋がります。

「腰や膝などに持病のある方でも、適正な運動を行うことで解消されます。実際に運動をしている方から『腰痛が治った』『元気に歩けるようになった』など声をいただき、それが口コミで広まり、スポーツ教室の生徒の増加や、各自治会での運動教室の取り組みに繋がっています」

コミュニティによる人の繋がりが心身の健康づくりとなる

北栄スポーツクラブ

健康で豊かに過ごすためには、筋力を向上させるたけではなく、心身の充実も必要です。そのためには人と人の繋がりが求められますが、各自治会での運動教室の実施がコミュニティ形成の役割を担っています。

「公民館で運動をしたあとは、参加者の皆さんでお茶をしたり談笑したりしています。運動して終わりではありません。むしろその後のコミュニケーションの時間が大切だと思っています。運動をきっかけに仲間づくりをして頂ければ幸いです」

「まずは今回の取り組みを町内全域に広め、5年後、10年後には町外にも広げていきたいと考えています」

近年は個人の価値観が多様化することで、地域の繋がりが減り、 地域住民間での親しい付き合いや、助け合いという家族や地域で相互に支え合う機能が失われつつあります。

そして、社会的に孤立する人が増えるなかで、このように運動をきっかけとした地域コミュニティによる人と人の繋がりは、今後より一層求められるはずです。

仲間と一緒に健康づくりを行うことが、人生を豊かに過ごすためのきっかけになるでしょう。

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 輝く鳥取創造本部 とっとり暮らし推進局 協働参画課
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