近年、地球温暖化の影響で猛暑日が長く続いており、エアコンなしでは過ごしにくくなってきました。まだまだエアコンが活躍する日々が続きますが、気になるのは高くなった電気代です。電気代を抑えるために、皆さんの住宅ではどのような省エネ対策をされていますでしょうか。
今年10月に実施する5年に一度の住宅・土地統計調査には、県内の住宅の省エネルギー設備や高齢者のためのバリアフリー構造など住宅の状態や居住設備を把握する項目があります。前回までの調査結果から、鳥取県の住宅の省エネルギー設備の状況をみると、「太陽熱を利用した温水機器等」や「太陽光を利用した発電機器」よりも「二重サッシまたは複層ガラスの窓」がある住宅の割合の方が高く、調査のたびに上昇しているのがわかります。鳥取県では日照時間や積雪などの天候の影響を受けやすい太陽光発電などより、影響を受けにくく夏も冬もメリットのある断熱性の高い二重サッシや複層ガラス窓を設置する傾向があると思われます。「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が来た」といわれた今年を契機に、今後ますます住宅の省エネ機能は進化するかもしれませんね。
10月1日実施の住宅・土地統計調査へのご協力をよろしくお願いします。
本ページは、令和5年8月29日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県総務部統計課執筆)からの再録です。