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令和5年度の活動状況(久松下村塾)

「実践」パッケージ

・令和6年能登半島地震のリエゾン(情報連絡員)として、塾生を派遣(ベテラン職員と2人1組のペア)。また、支援物資の荷捌き業務や保健師派遣への同行としても派遣。「自ら考え、自ら行動する」ことを実体験を通して現場で学んだ。

・「カイゼン棚卸」(※)において、応募のあったアイディア(約70件)の審査を塾生も実施。応募のあったアイディアは副知事等の最終審査を経て各所属が見直しを実施。

(※)各所属のカイゼン推進員等が中心となって廃止又は大きな手法の見直しにより職員の負担軽減や経費削減に資する業務について提案、実践するもの。

「研修」パッケージ

【プレゼンテーション講座】 

聞き手に対して行動を促すためのメッセージを送るプレゼンテーション。その決定要因の一つである「表現力」を演習中心で習得。

地域資源ブランド化講座

地元産品など地域資源をブランド化するプロセスや手法を具体なテーマで考える。鳥取環境大学の磯野 誠 教授の提唱する手法に基づき実施。

「意識」パッケージ

【講師】 福永圭佑 氏(KMCgroup株式会社 プランニングスペシャリスト)

【演題】 「ゼタバイト時代のPR戦略 ~「鳥取の良さを発信したい」と意気込む人ほど陥る情報発信の罠~」

【概要】 2010年―世界中に流れた情報は、1ゼタバイト(1021)=世界中の砂浜の砂粒の数。1日に浴びる情報量は、江戸時代の人の一年分、平安時代の人の一生分。情報を「ばらまく」だけでは届かない。届けたい人に正確に届けるスキルが必要。USP(ユニーク・セリング・プロポジション=他では替えがきかない圧倒的な独自性)ゼタバイト時代は、独自性(USP)=他と比べてどうか、という「相対評価」で価値が決まる。USPを意識するだけで情報発信は、変わってくる。


【講師】 小村博明 氏(漫画家。米子高校非常勤講師)

【演題】 「主に高校生を中心とした地域貢献活動と、そこから発展するビジネスモデル」(1)

【概要】 米子高校ではCGの授業と漫画研究部の指導を行っているが、全国優勝した漫画研究部であっても、必ずしも全員の意欲が高いわけではない。そこまで「考え」や「目標」「目的」が定まっていないケースが多い。ヒアリングを何回も重ね、生徒本人が取り組みたいものを具体的に聞き出すことが大切。(真剣に取り組んでくれなくなる。)

鳥取県におけるマンガ需要に対する課題は、「若手人材の流出」(美術系の専門学校や美大が県外にしかない、県内にはマンガやイラストが専門の会社がほぼなく就職先を探すことが困難。)県内高校で大きな実績が生まれても、貴重な人材は県外へ流出しつづけてしまう。


【講師】 川村諒志 氏((株)OMOI代表取締役社長)

【演題】 「1年1ブランドを立ち上げるためのプロジェクト進行」

【概要】 他地域だけを追いかけたビジネス(政策)だけでは、鳥取がよくならないのは明白。だからこそ、“自分たちなりの何か”を考える必要がある。伸びているビジネスモデル(事例)をストックし、鳥取の強み(α)を考える「事例+α」が大切。“鳥取の強み”を理解し伸ばすには、“流行”ではなく“時流”に適応し、“絞った分野で1位を目指す”という政策を考える視点も必要。“自分”というフィルターを通して価値(=自分らしい事業)を生み出すことに注力していくこと。


 

  

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