文化財主事インタビュー

梅村 大輔(とっとり弥生の王国推進課/平成26年度採用)

 梅村大輔文化財主事

文化財主事 梅村 大輔

地域社会振興部文化財局
 とっとり弥生の王国推進課 

これまでの経歴

平成26年4月~ 鳥取県埋蔵文化財センター
平成30年4月~ 鳥取県立むきばんだ史跡公園
令和3年4月~ 鳥取県地域社会振興部文化財局とっとり弥生の王国推進課

現在の業務内容

県内で見つかった遺跡等を適切に保存し、次世代へ残していくために市町村、関係機関、他部署と連携・協力しながら保護に取り組んでいます。

具体的には、遺跡の中でも特に歴史的な価値が高いものについては、「史跡」として指定されていますが、県民の皆様をはじめ史跡の歴史的な価値を広く知ってもらうためには往事の姿をイメージできる復元や解説板の設置といった様々な工夫が必要であり、史跡が所在する市町村が行う史跡整備に支援、協力しています。

仕事のやりがい

発掘調査で得られた記録、出土したものを元にし、関係する様々な人達と話し合いを重ねて史跡整備を進めること

ある一日の業務

(午前)

  • 申請書類の確認、書類の作成
  • 市町と協議

(午後)

  • 出張、整備工事中の史跡で市担当者と進捗状況の確認・協議
  • 書類整理、明日準備

業務風景

印象に残っている出来事

  むきばんだ史跡公園では史跡整備だけでなく、来園者の案内や講座の企画・運営などで様々な人達と関わることができました。

 来園者の案内は専門的なことを分かりやすく説明する技術が必要なこと、講座ではどのような工夫をすればより楽しみながら学べるのか等々を考える良い機会になりました。

県職員を志望した理由

 市町村をまたいだ幅広い視野で文化財の保存・活用に取り組みたいと思って志望しました。

入庁して驚いたこと

 埋蔵文化財の残りの良さです。遺跡の立地環境にもよりますが、遺構だけでなく、普通は分解されてなくなるような有機質=木製品が数多く見つかっています。

仕事で心がけていること

 国、市町村、他部署、他機関と様々な人達と関わりますので、しっかり話を伺うようにし、丁寧に説明できるよう心がけています。

県職員の魅力

 文化財関係の業務では専門性が十分発揮できますし、市町や他県との関わりなど幅広く業務が行えます。

採用試験対策

 文化財保護法・発掘調査の手引き・史跡整備の手引きの確認

県職員を目指す方へのメッセージ

 文化財への関心は以前よりも高まっていると感じます。業務を進める上で様々な問題がおこるでしょうが、チームワークで乗り越えていけます。安心して目指してください。

  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000