お住いの地域の状況により、災害の危険性は異なります。
ハザードマップ等でお住まいの地域の危険個所を確認し、避難の緊急性について把握してください。
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ハザードマップで確認する内容は?
浸水想定深を確認しましょう(洪水・津波)
川のはん濫などにより浸水したとき等に浸かる高さ「浸水想定深」が色分けされています。浸水想定深で危険性や取るべき行動が異なります。
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浸水深 |
建物等の状況 |
取るべき避難行動 |
5m超 |
2階が完全に水没し上層階が順次水没又は浸水 |
域外へ避難 |
3.mから5m |
5mで2階が完全に水没 |
2階建までの建物は域外へ避難
3階建以上は域外又は3階以上へ避難
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0.5mから3m |
3mで建物の1階が完全に水没 |
平屋建は域外へ避難
2階建以上は域外又は2階以上へ避難
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土砂災害警戒区域等を確認しましょう(土砂災害)
土砂災害のおそれのある範囲は「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」に指定されています。
これらの区域の範囲内に居所がある場合、降雨等により土砂災害が起きる可能性があり、降雨等で災害発生の危険性が高まったときは、域外への避難等の避難行動を取る必要があります。
「土砂災害警戒区域等」とは
がけ崩れ・土石流等の土砂災害から住民の生命を守るため、土砂災害防止法に基づき指定される区域です。それぞれ以下のように色分けがされています。
- 土砂災害警戒区域(イエロー区域)
- 土砂災害のおそれがある区域
- 土砂災害特別警戒区域(レッド区域)
- 土砂災害警戒区域のうち、著しい危害が生ずるおそれがある区域(特定開発行為の許可、建築物の構造規制など一定の制限があります)
※土砂災害警戒区域等の外であっても、近くで土砂災害が発生する可能性があります。過去の災害発生状況や周囲の状況を踏まえ、避難について判断してください。
居所等の危険性の状況に応じ、どの状況・情報で避難するか、タイミングをあらかじめ確認します。
災害危険性に応じた避難判断の基準とする情報については、以下のシートで確認してください。
避難情報の確認
居所等の市町村等から発令される避難情報に応じた避難のタイミングを確認します。
各避難情報は、地域等の名称と合わせて発令されるので、地区が該当するときは避難行動を取ります。
警戒レベル |
避難情報 |
取るべき避難行動 |
3 |
高齢者等避難 |
危険な場所から高齢者等は避難
高齢者や障がいのある方などの要配慮者等に限らず、避難に時間のかかる方、早期に危害が及ぶ危険な場所にいる方も早期の避難が望ましい
- 避難に時間を要する者は避難開始
- 避難場所の確認、持ち出し品の準備
- 建物内の安全な場所への移動(崖の反対側、階上への移動など)
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4 |
避難指示 |
危険な場所から全員避難
- 危険度が高い場所(土砂災害警戒区域内、川の近く、平屋建など)では、この段階までにできれば域外へ避難
- 安全が確保できる場合は、屋内での安全確保も可能
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▲ここまでに避難完了が必要▲ |
5 |
緊急安全確保 |
命の危険 直ちに安全確保
災害が発生し立ち退き避難が困難な状況で、可能な限り命の危険から身を守る行動への行動変容を指示
※気象警報等に基づき必ず発令する情報ではなく、災害発生等の状況に応じ発令
- 直ちに身の安全を確保するための行動をとる(上階への移動、頑丈な部屋への移動など)
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避難のきっかけとする情報を確認する
災害の危険性がある場所にお住いの方は、避難情報の発令を待たず早めの避難行動を行うよう、気象情報等の警戒レベル相当情報等の避難のきっかけとする情報を確認します。
※災害が発生しそうなとき発表される気象警報や市町村からの避難情報など様々な情報から、避難行動を開始するための「避難スイッチ」を作ることで、いざというとき速やかに避難できます。
はじめよう!みんなの避難スイッチ
各市町村では、あらかじめ災害時の避難場所を定めています。いざというときにあわてないよう、住んでいるところや勤務先の近くにある避難場所を確認しておきましょう。
※災害時に避難の必要に応じて市町村等が避難所として開設します。避難所の開設状況については、各市町村のホームページ等で確認してください。
避難所は主に以下のような種類があります。
- 緊急避難場所
- 生命の安全の確保を目的として、緊急に避難する場所です。
土砂災害、洪水、津波、地震等の災害種別ごとに指定されており、災害発生時は対応した緊急避難場所へ避難します。
- 避難所
- 災害の危険性がなくなる、被災して自宅に帰れないなど、一定期間滞在して避難生活を送る場所です。小中学校、公民館、体育館等の施設が指定されることが多いです。
いざというときの避難先となる施設等をあらかじめ確認してください。
- 避難場所の確認に当たっては、ハザードマップ等で浸水想定・土砂災害警戒区域等を確認し、安全な避難経路を確認してください。
- 市町村が開設する避難所に限らず、安全な場所に住んでいる親戚や知人など頼れる人の家への避難や、自宅が安全な場合は在宅避難も選択肢としてご検討ください。
地域の危険性や避難のタイミングなど、災害時の行動について、マイ・タイムライン等にまとめて、いざというときの行動に備えましょう。
※マイ・タイムラインを作成できるスマートフォンのアプリもあります。
市町村からの避難情報、気象警報等、周囲の災害状況等の情報を入手し、タイミングに応じてあらかじめ定めた避難行動を実行してください。
各種情報の入手先