対前年同月上昇率は、1月から3月まで3か月連続(-)で推移し、4月、5月は(+)となったものの再び7月から8月まで(-)で推移した。9月に0.5%上昇したものの10月は1.0%下落し、その後11月は変動なし、12月は0.3%の上昇と小幅な動きを見せた。
1年通して上昇率は(+)、(-)いずれの場合も0~1%台であり、変動は小さかったといえる。
平成3年の総合指数は人件費・物流費などの値上がりの影響により上昇したものの平成4年から平成7年までは落ち着いた動きを見せていた。
しかし、平成8年は家賃の値上がりにより上昇し、平成9年は消費税率の引き上げなどによりさらに上昇した。平成10年から平成11年までは落ち着いた動きを取り戻した。
平成12年はガソリン代などの値上がり、水道料の前年改正(平成11年7月改定)の影響が残ったものの、家庭用耐久財、果物などが下落したことにより、0.2%の下落となった。
鳥取市総合指数及び対前年上昇率と主な変動要因
年
|
総合指数
|
対前年
上昇率(%)
|
主な変動要因
|
平成3年
|
97.4
|
3.1
|
人件費・物流費などの上昇により値上がり
|
4
|
98.7
|
1.3
|
生鮮食品などの値下がりにより落ちついた動き
|
5
|
99.5
|
0.9
|
消費の低迷や円高を背景に落ちついた動き
|
6
|
99.9
|
0.4
|
7
|
100.0
|
0.1
|
生鮮食品などの値下がりにより落ちついた動き
|
8
|
101.2
|
1.2
|
家賃の値上がりにより上昇
|
9
|
103.4
|
2.2
|
消費税率の引き上げなどにより上昇
|
10
|
104.1
|
0.7
|
生鮮野菜の値上がりなどにより上昇
|
11
|
104.2
|
0.1
|
生鮮野菜などの値下がりにより落ちついた動き
|
12
|
104.0
|
-0.2
|
家庭用耐久財などの値下がりにより下落
|
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鳥取市の総合指数は、104.0、全国の総合指数は101.5となった。
対前年上昇率は、鳥取市が-0.2%、全国が-0.7%となり、全国の方が低下が大きかった。
費目別に上昇率を比較してみると鳥取市で教養娯楽が上昇、諸雑費が変動なしであったのに対し、全国で下落したのを除くと他の費目は、上昇・下落それぞれ同じ動きをしている。 全国に比べて変動の大きかった費目は「交通・通信」(上昇)、「被服及び履物」(下落)である。
鳥取市及び全国の10大費目別指数 平成7年=100
費目
|
鳥取市
|
全国
|
指数
|
対前年
上昇率(%)
|
寄与度
|
指数
|
対前年
上昇率(%)
|
寄与度
|
総合
|
104
|
-0.2
|
-0.19
|
101.5
|
-0.7
|
-0.70
|
食料
|
103.5
|
-0.7
|
-0.20
|
100.6
|
-1.9
|
-0.56
|
住居
|
113.3
|
0.1
|
0.02
|
103.7
|
0.2
|
0.04
|
光熱・水道
|
103.3
|
1.9
|
0.11
|
102.9
|
1.6
|
0.09
|
家具・家事用品
|
95.7
|
-2.1
|
-0.09
|
91.7
|
-3.0
|
-0.11
|
被服及び履物
|
102.7
|
-1.8
|
-0.13
|
103.5
|
-1.1
|
-0.70
|
保健医療
|
114.1
|
-0.6
|
-0.02
|
111.1
|
-0.8
|
-0.30
|
交通・通信
|
96.9
|
0.8
|
0.10
|
97.8
|
0.3
|
0.04
|
教育
|
108.9
|
0.6
|
0.02
|
109.3
|
1.1
|
0.05
|
教養娯楽
|
99.5
|
0.3
|
0.03
|
98.8
|
-0.9
|
-0.10
|
諸雑費
|
104
|
0.0
|
0.00
|
103.3
|
-0.4
|
-0.02
|
(注)寄与度の内訳の合計は「総合」に一致しない場合がある
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平成12年平均の鳥取市の消費者物価指数(平成7年=100)は、総合で104.0となり、前年平均(104.2)に比べ0.2%下落した。
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