現行の鳥取県鉱工業指数は、前回の改定(平成12年基準)以来、5年を経過しており、この間の産業構造の変化等に対応して、基準年次を平成12年から平成17年に更新するとともに、指数の一層の精度の向上を図り、利用上より有効な指標とする観点から、業種分類の一部変更、採用品目の見直し等を行った。
(1)基準時及びウェイト算定年次の変更
指数の基準時及びウェイト算定年次を現行の平成12年(2000年)から平成17年(2005年)に変更した。指数値は、平成17年の平均を100.0とした比率で示される。
(2)業種分類の一部変更
平成17年基準指数の業種分類は、原則として平成12年基準を踏襲したが、生産・出荷・在庫指数の採用品目の改廃状況等に応じて業種の内訳分類の一部変更を行った。
また、「その他工業」の内訳分類として「精密機械工業」を新たに採用した。
なお、平成20年4月より適用された日本標準産業分類(第12回改定)への対応として、新たな参考系列を表章した。
(3)採用品目の見直し
前回の基準改定以降の「経済産業省生産動態調査」における新規品目及び現行の採用品目について業種内での代表性等に関し総合的に検討を行うとともに、経済産業省所管外の品目については工業統計調査を用いて同様に検討を行った。
その結果、採用品目数は以下のとおりとなった。
(4)ウェイトの見直し
ウェイトの算定に当たっては、主に平成17年工業統計表を指数の業種分類に適合するよう調整した上で基礎資料として使用した。ウェイトが増減した主な業種は以下のとおりであった。
(5)季節調整法
平成17年基準についても、平成12年基準と同様に、米国センサス局のX-12-ARIMAを採用した。
(6)新基準への切り替え
平成17年基準指数は平成20年7月分速報から公表するとともに、平成15年1月分以降について新基準による系列を作成した。
(7)12年基準指数との接続
12年基準指数との接続時点は、平成15年1月時点で、接続指数を12年基準指数に乗じて算出する。接続指数の算出方法は以下のとおり。
鳥取県鉱工業指数平成17年基準改定の概要のダウンロードはこちら(PDF)