湖沼水質保全特別措置法に基づき、平成27年3月25日付けで中海に係る湖沼水質保全計画(第6期)を定めました。
表紙・目次(PDF:359KB)
本文(PDF:2.0MB)
流出水対策推進計画(PDF:412KB)
巻末資料(PDF:4.0MB)
概要(PDF:295KB)
(参考資料)ロードマップ(PDF:110KB)
策定経緯
中海では、平成元年度以降5期25年にわたり湖沼水質保全計画を策定し、下水道の整備等の水質保全事業や、工場・事業場の排水規制、農地や市街地等の非特定汚染源からの流出負荷削減対策を総合的かつ計画的に推進してきました。
これらの対策によって湖に流入する汚濁負荷量は着実に減少していますが、未だ水質環境基準の達成には至っていません。
このような状況から、国、関係市、県民、企業及びNPOなどの皆さまにも理解と協力をいただいて、一層の水質保全対策を推進するするため、今回、平成26年度を初年度とする第6期の計画を定めたものです。
計画の内容
平成26年度から平成30年度の5年間
水質環境基準の達成を目途としつつ、長期ビジョン(望ましい湖沼の将来像)として「みんなで守り、はぐくむ、豊かな中海」の実現を目指し、科学的知見や地域特性を十分に考慮して、河川管理者(国)や周辺市等とも連携を図りつつ、以下の方針で各種対策に取り組みます。
- 流入汚濁負荷の一層の削減
- 自然浄化機能の回復
- モニタリングの充実と科学的知見に基づく対策の検討
- 親しみやすく快適と感じられる水環境を目指した指標の設定
- 環境教育等の推進
- 関係者との連携
平成30年度に達成すべき目標値は下表のとおりです。
区分
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現状
(平成25年度)
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前計画期間変動幅
(平成21~25年度)
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水質目標
(平成30年度)
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COD(mg/L)
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75%値 ※1 |
5.6
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5.3~5.9
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5.1
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(参考)年平均値 ※2 |
4.0
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3.4~4.1
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3.9
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全窒素(mg/L)
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年平均値 ※1 |
0.64
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0.51~0.64
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0.46
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全りん(mg/L)
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年平均値 ※1 |
0.070
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0.059~0.073
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0.046
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※1 CODの75%値、全窒素及び全りんの年平均値は環境基準点(12地点)のうち、最高地点の数値である。
※2 CODの年平均値は、各環境基準点の年平均値を全地点で平均した数値である。
従来からの水質目標に加え、中海の特性、特徴を踏まえて、以下の項目についても評価します。
- 親しみやすく、分かりやすい環境指標による評価
「五感による湖沼環境指標」で、おおむね良好で、親しみやすい環境にあると感じられる水質(80点以上)を目指します。
- 見た目にも快適と感じられる水環境に向けた評価 レクリエーション等で多くの人が集まる機会があり、水質改善の必要性の高い米子湾について、「透明度」がおおむね2m以上となることを目指します。
パブリックコメントの実施状況、鳥取県環境審議会の審議状況を掲載しています。
第6期中海水質保全計画の策定経過