とっとり教育メルマガ-第158号
平成30年1月15日(月)
鳥取県教育委員会 http://www.pref.tottori.lg.jp/kyouiku
●心とからだ いきいきキャンペーン●
~はじめよう!明日につながる生活リズム~
【キャンペーンの6つの柱】
・しっかり朝食を食べよう ・じっくり本を読もう ・外で元気に遊ぼう
・たっぷり寝よう ・長時間テレビを見るのはやめよう ・服装を整えよう
http://www.pref.tottori.lg.jp/ikiiki/
【内容】
1 巻頭コラム 教育委員会委員 鱸 俊朗
2 県教委メッセージ 小中学校課
3 イベント情報 むきばんだ史跡公園、船上山少年自然の家、大山青年の家
鳥取県立博物館
1 巻頭コラム 教育委員会委員 鱸 俊朗
ニューヨークのビルの一角に民間がひらいたラボ(研究室)があり、一か月100ドル払えばだれでも利用でき、三日間のレクチャーをうければ、自らの頬粘膜からとった組織から、自らの遺伝子解析が可能となったり、光る遺伝子を細菌に埋め込みその細菌を含む培養液をつかって、培地のうえに絵画を描き、培養器のなかで細菌を増殖させ、アートとして鑑賞する研究ができるとのことである。起業を志す研究者たちが、自由に情報-意見交換しながら成果を出しているとのことである。“スティーブジョブズが活躍したシリコンバレーを彷彿する”と報道されていた。まさに、アクティブラーニングである。
獲得した知識がどんどん塗り替えられて先の見えにくい時代に、ただ知識を持っているだけでは通用しない。人工知能(AI)の進化で「今後20年程度で半数近くの仕事が自動化される可能性が高い」との予測さえある時代。今回の学習指導要領改訂の狙い“知識習得が中心の受け身の学習ではなく、討論や発表などを通した「主体的・対話的で深い学び」”は的を得た改訂であると思う。心理学者(ダニエル カーネマン)によると人間の認知は、システム1(直観)とシステム2(論理)の二つで成り立っているようである。人間が進化の過程で獲得してきた過去の経験や感情に照らし合わせて素早く判断を下す能力(直観)と、論理的思考の得意なAIをどう使いこなすかが問われる時代が来るのではと考える。また、小学校の英語教科化やプログラミング教育の必修化も社会のグローバル化、IT(情報技術)化など「変化への対応」を踏まえたものと理解できる。
数学者の岡潔は彼の著書“春宵(しゅんしょう)十話”の中で「情緒の中心が発育を支配するのではないか、とりわけ情緒を養う教育は何より大切に考えねばならないのではないか」「今日の情緒があすの頭を作る」(人間の情緒と教育)とのべている。動物から人間への進化の過程で得た、大脳新皮質の感情コントロールの中枢である前頭葉を、いかに教育の中で育てるかが問われているのだと思う。幼保連携による教育の重要性と各ライフステージへのつながりのある教育が期待される。
教員に求める能力はますます高くなり、負担も増える。また、子供たちの自殺、いじめ、不登校、子供の貧困が生む教育格差など、負の社会的因子と対峙し、現場を支える手立てを地域、家庭の支援を得ながら包括的に講ずるかが問われている。
今回の学習指導要領の改訂が成果を上げるためには、少子超高齢化という社会背景のなかで、それぞれのライフステージでの教育の変革を、教育をうける世代およびその関係者だけでなく、一般国民が広く理解できるよう十分なインフォームドコンセントが望まれる。
2 県教委メッセージ 小中学校課
平成29年3月、新しい学習指導要領が告示され、小学校では平成32年度から、中学校では平成33年度から全面実施となります。各学校が教育課程を編成する際の基準である学習指導要領は、時代の変化や子どもたちの状況、社会の要請等を踏まえ、およそ10年ごとに改訂されてきました。
これからの学校教育には、子どもたちが様々な変化に積極的に向き合い、他者と協働して課題を解決していくことや、様々な情報を見極めて再構成し、新たな価値につなげていくことができるようにすることなどが求められます。こうした状況を踏まえ、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」という目標を学校と社会が共有し、連携・協働しながら、新しい時代に求められる資質・能力を子どもたちに育む「社会に開かれた教育課程」の実現を目指して、新学習指導要領が示されました。
鳥取県教育委員会では、「育成を目指す資質・能力の明確化」「“主体的・対話的で深い学び”の実現に向けた授業改善の推進」「各学校におけるカリキュラム・マネジメントの推進」といったキーワードのもと、学びの質の向上による確かな学力の育成や道徳教育の充実等による豊かな心や健やかな体の育成等、新学習指導要領の円滑な実施に向けて、子どもたちの学びをいっそう推進するための学校支援や取組を進めていきます。
〔問合せ先〕
鳥取県教育委員会小中学校課
電話 0857-26-7512
FAX 0857-26-8170
shouchuugakkou@pref.tottori.lg.jp
3 イベント情報
鳥取県教育委員会等が主催する、親子で楽しめるイベント等を紹介します。
多くの方のご参加をお待ちしています。
【むきばんだ史跡公園】
第12回 弥生の国邑写真コンクール
★募集★
期日:平成29年9月1日(金)~平成30年1月31日(水)
内容:今年も「弥生の国邑」をテーマにした写真コンクールを開催します。むきばんだ史跡公園に甦った弥生の村は季節、時間、天候、イベント等によって様々な表情を見せてくれます。史跡公園での楽しい時間を写真に切り取って、「弥生の国邑」の魅力を新たに見つけてみませんか。
規定:作品は平成29年2月1日~平成30年1月31日にむきばんだ史跡公園を本人が撮影(撮影場所は史跡内外を問わない)した未発表のものに限ります。
カラーまたは白黒プリント4切り、ワイド4切り、半切、またはA4、A3、A3ノビサイズで単体写真もしくは組写真(2点まで)、合成は不可とします。
募集点数に制限はありませんが、入賞は1人1点です。
作品1点ごとに必要事項を記入した応募表(チラシ裏面)を作品裏面に添付してください。
被写体が人物の場合、肖像権について承諾を得たうえで応募してください。
入賞作品の著作権は、主催者に帰属します。
応募方法:郵送もしくは持ち込みとします。
*郵送の場合は、当日消印有効です。
応募期間:平成29年9月1日(金)~平成30年1月31日(水)
その他詳細はホームページをご覧ください。
〔申込・問合せ先〕
鳥取県立むきばんだ史跡公園
〒689-3324 西伯郡大山町妻木1115-4
電話 0859-37-4000
FAX 0859-37-4001
E-mail mukibanda@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/mukibanda/
【船上山少年自然の家】
●船上山ウィンターフェスティバル
★要申込★
一面の銀世界の中で、船上山の冬を家族で満喫しましょう!
期日:2月10日(土)~11日(日)1泊2日
内容:交流レクリエーション、そり遊び、スノーシューハイキング、クラフト製作など
対象:小中学生とその家族
参加費:1人3,200円
定員:16家族(60名程度)申し込み多数の場合は抽選
申込方法:メールフォームでの申し込み
(メールフォームURL http://www.pref.tottori.lg.jp/269445.htm)、または郵送での申し込み(チラシの参加申込書を往復ハガキに貼付、または封筒に返信用ハガキと申込書を同封して申し込み)
※申込書はホームページからダウンロードできます。
申込期限:1月25日(木)17時必着
●教職を語ろう
★要申込★
大自然の中での交流を通じ、教師になる夢の実現に向け語り合いましょう。
期日:2月15日(木)~16日(金)1泊2日
内容:
○講義「今、求められる教師像とは」
講師 寺谷英則(てらたに ひでのり)〔県教育委員会教育次長〕
○講義「若手教師に期待すること」
講師 小木寛治(こぎ ひろはる)〔北栄町立大栄小学校長〕
○講義「皆で考えよう教員採用試験問題」
講師 御船宗則(みふね むねのり)〔倉吉市立久米中学校長〕
○交流レクリエーション など
対象:教職を志す学生及び一般
定員:20人程度(申し込み多数の場合は抽選)
参加費用:1人2,400円
申込方法:(1)ファクシミリによる申し込み(「申込書(ファクシミリ・郵送用)」(※)に記入し送信してください。)
(2)郵送による申し込み(「申込書(ファクシミリ・郵送用)」(※)に記入し封筒に入れて郵送してください。)
(3)電子メールによる申し込み(「申込書(ファクシミリ・郵送用)」(※)の内容をメール本文に直接記入し、送信してください。)
※「申込書(ファクシミリ・郵送用)」は船上山少年自然の家HPよりダウンロードしてください。
申込期間:1月31日(水)17時必着
〔申込・問合せ先〕
船上山少年自然の家
〒689-2525 東伯郡琴浦町山川807の2
電話 0858-55-7111 ※電話での申し込みはできませんのでご了承ください。
FAX 0858-55-7119
E-mail senjyozan_syounen@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/senjyozan/
【大山青年の家】
●歩くスキーのつどい
★要申込★
クロスカントリースキーの基礎知識と技術を身につけ、雪の中のツーリングを楽しみましょう。
期日:
(1) 2月3日(土) 日帰りコース
(2) 2月3日(土)~4日(日) 1泊2日コース
対象:
(1)小学3年生以上の親子、成人
(2)成人
参加費:
(1) 1人1,100円程度
(2) 1人5,200円程度
定員:各50人(申し込み多数の場合は抽選)
申込方法:往復ハガキに申込書を貼付、または封筒に申込書と返信用ハガキを同封する。
※申込書は大山青年の家ホームページからダウンロードできます。
※詳しくはホームページをご覧いただくか、下記へお問い合わせ下さい。
申込期間:1月19日(金)17時必着
★要申込★
●いきいき先生体験会・冬
子ども達に感動体験を!!教育関係者を対象に、自然活動や集団宿泊体験の楽しさを体感していただきます。
期日:2月10日(土)~11日(日)1泊2日
対象:教員、保育士、教育関係者
内容:歩くスキー体験、レクリエーション研修、情報交換会など
参加費用:1人4,000円程度
定員:30名
申込書:問合せ先で配布又はホームページからダウンロードできます。
申込方法:ファクシミリ
※詳しくはホームページをご覧いただくか、下記へお問い合わせ下さい。
申込期間:1月26日(金)17時必着
〔申込・問合せ先〕
大山青年の家
〒689-3319 西伯郡大山町赤松明間原312-1
電話 0859-53-8030
FAX 0859-53-8265
http://www.pref.tottori.lg.jp/daisenseinen/
【鳥取県立博物館】
●美術館フォーラム
日時:2月6日(火)午後1時から午後4時
場所:倉吉交流プラザ2階「視聴覚ホール」(倉吉市駄経寺町)
内容:基調講演「美術館はだれのもの? -新生・美術館へのリクエスト」
講師 原田マハ氏(小説家)
パネルディスカッション「未来の鳥取と美術館」
コーディネーター 中島諒人県教育委員長
パネリスト 原田マハ氏、
加藤哲英鳥取県美術家協会長、
吉村寿博建築設計事務所代表、
根鈴輝雄倉吉博物館長、
冨山秀敏三朝町立西小学校長
尾﨑信一郎県立博物館副館長兼美術振興課長
定員:150名(申込不要)
参加費:無料
主催:鳥取県立博物館
共催:県立美術館と共に歩む中部地区の集い協議会
〔問合せ先〕
鳥取県立博物館
電話 0857-26-8042
FAX 0857-26-8041
http://www.pref.tottori.lg.jp/museum/
編集後記
明けましておめでとうございます。本年最初のとっとり教育メルマガはいかがでしたでしょうか。今年も鳥取県教育委員会の取組やイベント情報などを発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。
鳥取県教育委員会事務局教育総務課
電話 0857-26-7926
FAX 0857-26-8185
東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
鳥取県は、被災された地域が一日も早く復興・復旧されることをお祈りしております。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=154943
また、被災地の児童生徒の就学機会を確保するため、鳥取県でも転入学を受け付けています。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155040
このメールマガジンは、鳥取県教育委員会が推進する「心とからだ いきいきキャンペーン」が一層定着することと、さらに多くの方に知っていただくことを目指して発行しています。
内容を充実したものとするため、ぜひ取組状況等お寄せいただきたくお願いいたします。
ご意見・ご感想をお待ちしています。
鳥取県教育委員会教育総務課総務企画担当 kyouikusoumu@pref.tottori.lg.jp
バックナンバー http://www.pref.tottori.lg.jp/115319.htm
配信停止はこちらから http://www.pref.tottori.lg.jp/115548.htm