古代の森に展示してある古墳模型等の説明板や、樹木に取り付けてある説明板が古くなったことからリニューアルをしました。
展示物の説明板は3種類、樹木の説明板は13種類・33枚を取り付けました。
樹木の説明板は、材の特徴と遺跡での出土例を記載しています。
埋蔵文化財センターに見学に来られた際には、是非こちらを御覧ください。
開館時間等はここをクリックしてください。
古代の森の説明板
古墳模型の説明板
樹木の説明板
[令和5年3月17日作成]
現在、皆様に「古代の森」と親しまれている古代体感スペースの歴史を紹介します。
昭和63年度に当センターの敷地南側の空閑地を活用して、昭和55年度に鳥取国体会場造成に伴い行われた発掘調査により、布勢(ふせ)遺跡(鳥取市)で見つかった竪穴建物1棟を職員の手造りで復元しました。(現在は復元竪穴建物はありません。)
復元竪穴建物の棟上げ
竪穴建物の復元に続いて、翌平成元年には、向山(むこうやま)4号墳(米子市淀江町、国史跡)をモデルとした前方後円墳の模型の造成と、イキス遺跡(倉吉市)、大口(おおぐち)古墳群(鳥取市青谷町)の箱式石棺3基の移設を行うとともに、それらの周囲にクリ、トチ、シイ、クルミなど縄文時代や弥生時代の林間植生である広葉樹林の植栽を行う環境整備も行いました。そして、来訪者がこの空間により親しみと関心を持ってもらうために広く愛称を公募して、「古代の森」と命名しました。
平成元年11月8日には、鳥取聾学校の児童・生徒の皆さんをご招待して、「古代の森」完成記念イベントを行いました。
古代の森完成イベントの様子
この「古代の森」では、平成6年度に財団法人日本宝くじ協会から寄贈を受けて桜を補植しました。また、平成12年度と13年度に国道9号の改築工事に伴い発掘調査を行った、小畑(こばたけ)7号墳・5号墳(小畑古墳群(岩美郡岩美町))の家形石棺1基を移設して、箱式石棺とともに屋外展示しています。
是非お出かけいただいて、古代の暮らしや四季等を、肌に感じていただければと思います。
[令和4年11月22日作成]