汚れの原因には人為汚濁(生活排水・産業排水)と自然汚濁がありますが、近年では生活排水が特に問題視されています。特に生活排水が集中して流れ込んでいる都市部の河川や市内の小川が汚れています。
動物や植物の体をはじめとして、植物・排泄物はすべて有機物からできており、この有機物が川や湖に入ると「水の汚れ」になります。
水を汚さないために、皆さんで家庭でできることから水の汚れを減らしていきましょう!!
台所、風呂、洗濯等の生活に伴う排水(生活排水)のうち、し尿を除いたものを
生活雑排水と呼んでいます。家庭において、一人1日当たり排出する汚濁負荷量(BOD)は43gといわれていますが、その内訳はし尿が13g(30%)、
生活雑排水が30g(70%)となっています。しかも、し尿については法律上未処理のままでの放流が禁止されていますから、水質の汚濁に対する要因としては、し尿よりも
生活雑排水の影響がはるかに大きいといえます。