平成17年2月1日現在の農林業経営体数は26,507経営体となっている。このうち、農業経営体数は25,397経営体で前回(平成12年調査。以下同じ。)に比べ4,265経営体、▲14.4%減少した。林業経営体数は3,748経営体となった。
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総農家数は34,969戸で前回に比べ2,728経営体、▲7.2%減少した。このうち、販売農家は24,911経営体となり、前回に比べ4,206経営体、▲14.4%減少した。自給的農家は10,058経営体となり、前回に比べ1,478経営体、17.2%増加した。
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(1) 組織形態別経営体数
農業経営体を組織形態別にみると、法人化している経営体が233経営体で前回に比べ118経営体、▲33.6%減少した。
このうち、会社は73経営体で前回に比べ6経営体、9.0%増加した。
(2) 経営耕地面積規模別経営体数(家族経営)~大規模な農業経営体が増加~
農業経営体(家族経営)を経営耕地面積規模別にみると、0.3~1.0ha層は16,667経営体(全体に占める割合66.7%)で前回に比べ2670経営体、▲13.8%、1.0~2.0ha層は6,094経営体(同24.4%)で前回に比べ1,174経営体、▲16.2%、2.0~3.0ha層は1,148経営体(同4.6%)で前回に比べ194経営体、▲14.5%、3.0~5.0ha層は503経営体(同2.0%)で前回に比べ55経営体、▲9.9%、それぞれ減少した。
一方、5.0~10.0ha層は220経営体(同0.9%)で前回に比べ25経営体、12.8%、10.0~20.0ha層は72経営体(同0.3%)で前回に比べ24経営体、50.0%、20.0ha以上層は4経営体(同0.0%)で前回に比べ3経営体、300.0%、それぞれ増加した。
(3) 農産物販売金額規模別経営体数(家族経営)~5,000万円以上の農業経営体が増加~
農業経営体(家族経営)を農産物販売金額規模別にみると、50~100万円層は4,133経営体(全体に占める割合16.5%)で前回に比べ1829経営体、▲30.7%、100~300万円層は4,100経営体(同16.4%)で前回に比べ948経営体、▲18.8%、300~500万円層は1,292経営体(同5.2%)で前回に比べ344経営体、▲21.0%、500~1,000万円層は1,226経営体(同4.9%)で前回に比べ336経営体、▲21.5%、1,000~3,000万円層は696経営体(同2.8%)で前回に比べ121経営体、▲14.8%、3,000~5,000万円層は93経営体(同0.4%)で前回に比べ36経営体、▲27.9%それぞれ減少した。
一方、5,000~1億円層は51経営体(同0.2%)で前回に比べ13経営体、34.2%、1億円以上層は11経営体(同0.0%)で前回に比べ4経営体、57.1%、それぞれ増加した。
(4) 農業経営組織別経営体数(家族経営)~農業経営体の7割が単一経営~
農業経営体(家族経営)を農業経営組織別にみると、前回に比べ単一経営経営体は減少したものの、このうち、雑穀・いも類・豆類、施設野菜、肉用牛は増加した。また、構成割合をみると、単一経営経営体が全体に占める割合は76.2%で前回に比べ▲0.3ポイント減少、準単一複合経営経営体は17.7%で▲0.6ポイント減少、複合経営経営体は6.0%で0.8ポイント増加した。
(5) 販売目的の作物の類別作付(栽培)経営体数(露地)(家族経営)
~4種の作物で販売目的の作物の作付を行った経営体が増加~
販売目的の作物の作付を行った経営体は実経営体数で22,086経営体となり、前回に比べ4,625経営体、▲17.3%減少したものの、作物の類別にみると、麦類、雑穀、いも類、花き類・花木では増加した。
(6) 販売目的で栽培している果樹の栽培経営体数(露地)(家族経営)~うめの栽培経営体が増加~
果樹の栽培経営体数は4,179実経営体となり、前回に比べ1,237実経営体、▲22.8%減少した。これを果樹の種類別にみると前回に比べ日本なし、かき、りんごは減少したが、うめは増加した。
(7) 家畜等飼養・出荷経営体数及び飼養・出荷頭羽数(家族経営)~乳用牛の飼養頭数が増加~
家畜等の飼養・出荷頭羽数を種類別にみると、肉用牛、豚、採卵鶏、ブロイラーは減少したものの乳用牛は増加した。
(8) 耕地種類別経営耕地面積(家族経営)~農業経営体の経営耕地総面積は2,527,074a~
農業経営体(家族経営)の経営耕地総面積は2,527,074aで前回に比べ321,970a、▲11.3%減少した。これを耕地種類別にみると、田が1,777,335aで前回に比べ188,768a、▲9.6%、畑が555,539a で前回に比べ78,669a、▲12.4%、樹園地が194,200aで前回に比べ54,533a、▲21.9%、それぞれ減少した。
(9) 施設のある経営体数(家族経営) ~ハウス・ガラス室の面積が増加~
ハウス・ガラス室のある経営体は2,641経営体となり、前回に比べ104経営体、4.1%増加した。また、面積は41,688aとなり、前回に比べ5,948a、16.6%増加した。
(10) 借入耕地(家族経営)~借入耕地面積は7.5%増加~
農業経営体(家族経営)の借入耕地面積は489,574aで、前回に比べ34,171a、7.5%増加した。このうち、田は332,646aで前回に比べ38,314a、13.0%増加した。
(11) 貸付耕地(家族経営)~貸付耕地面積は2.4%増加~
農業経営体(家族経営)の貸付耕地面積は167,086aで、前回に比べ3,918a、2.4%増加した。このうち、田は98,650aで前回に比べ9,109a、10.2%増加した。
(12) 水稲作受託作業種類別経営体数(家族経営)
~全作業が124経営体、部分作業が1,271実経営体~
農業経営体(家族経営)の水稲作受託作業を作業種類別にみると、全作業を行った経営体は124経営体で前回に比べ9経営体、▲6.8%、部分作業を行った経営体は1,271実経営体で前回に比べ940経営体、▲42.5%、それぞれ減少した。
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林業経営体を保有山林面積規模別の構成割合でみると、保有山林なしの経営体は25経営体(全体に占める割合0.7%)、5ha未満層は1,390経営体(37.1%)、5~10ha層は1,117経営体(同29.8%)、10~50ha層は1,043経営体(同27.8%)、50ha以上層は173経営体(同4.6%)となった。
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林家数は12,840戸で、前回に比べ1,270戸、▲9.0%減少した。
林家の保有山林面積は60,520haで、前回に比べ10,194ha、▲14.4%減少した。
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耕作放棄地面積は340,959aで、前回に比べ71,147a、26.4%増加した。
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同一の世帯内で複数の者がそれぞれ独立して農業経営又は林業経営を行っている世帯数は3戸である。
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