防災・危機管理情報


  

開催日時

平成18年5月19日(金) 午後2時~

開催場所

図書館 大研修室

出席者

県P協、高P連、私立中高P連、単P、小学校長会、中学校長会、高校長協会、私立高校長会、国公立幼稚園長会、私立幼稚園協会、小学校体育研究会、中学校教育研究会道徳部会、学校図書館協議会、学校栄養士協議会、連合婦人会、子ども会育成連絡協議会、ボーイスカウト鳥取連盟、スポ少、食生活改善推進協議会、青少年育成県民会議、商工会女性部会連合会、学校、地教委ほか45団体【加入は75団体】
(事務局:教育長、教育次長、関係課長等)

概要

(発言は、主な内容のみです)

○経済的な部分で朝食も食べられない子もいるし、給食費の未払いもある。失業された家庭もある。根本的な問題であり、どういう風に手を入れたらよいか。

●(事務局)経済的な問題はあるが、それがあるからできないと思うと何もできなくなる。質素でも朝食を食べさせていただくとか、子供の目を見て話をしていただく、夕食時にテレビを切るといった、お金が無くても「日常の中で大人が頑張れば、子供が受け止めてくれることをお願いします」と言っていいのではないか。

○青少年育成県民会議でもかなり以前から取り組んでいるが、理事会で話したことが組織に下りていない。そこで、組織を見直そうとしているところ。キャンペーンとも連携できるところは連携してはと思う。

●(事務局)県民会議とこの会との違いは、網羅的に代表を集めると末端まで下りていかないことがあるので、「草の根的に」、組織立てしないけれども、みんなで、できるところから、というところ。「代表だから無理矢理出された」でなく、自分たちの問題として何とかしたいという気持ちで、連携しながらやっていきたい。

○町や学校等も従来から同じような内容に取り組んで、キャッチフレーズ等もある。地域で地道に取り組んでこられた方を大事にしたい。6つの柱のうち、団体の趣旨にかなうものだけ、取り組みの名称も従来のまま取り組むことは可能か。

●(事務局)自分たちに必要なところを1つでも2つでもやっていただければよい。

○特にPTAへの働きかけが大事。

●(事務局)県P連の役員さんが集まる会では、これまで何度かお願いしている。色んな所から、働きかけていただくのが良いのではないかと思っている。

○6つの柱は、キャンペーンでなくても必ず頭に入れておくべきこと。PTAは上から言われたことでなく、自分たちでやろうと思ったことしかしない。保護者同士の話、懇談会やクラス便り、至る所で、堅くなく、さりげなく、草の根的に、保護者の中で問題提起していくことを、今年は意識していきたいと思った。

●(事務局)我々の考えていることをそのまま、見事に受け止めていただいた。県がやるとなると、仕組みを整えて、報告書を書いて、一律に、となりがち。肩肘張りすぎず、義務感でなく、保護者や地域の皆さんの集まりで、話すことでよい。

○問題を抱えている家庭では、このような話を聞くと「責められている」と感じられる。「自分が間違っている」と。問題となる家庭、必要なところに丁寧な寄り添い方が必要。楽しみになるようなことも必要。

○大切なのは、「大人と子どもの信頼関係」。子どもたちとしっかり向き合うだけでなく、もう一歩。大人が子どもたちに信頼される生き方が大切。

○草の根的に、各学校、各単Pで具体的に一部でも取り組むことが必要。全部に取り組めというのは難しい。

○2年前から共通実践の柱として、4つの柱を設定しているが、これは6つの柱と共通しており、背中を押してもらった気持ちだ。継続に意味がある。「親が変われば子どもが変わる」がテーマ。一つ一つの柱について、ここだけは外さないと言う目標を立てて取り組んでいる。
 しんどい家庭はあるが、ノーテレビタイム週間とし、30分、親子でトランプなどをしてもらうよう検討している。「30分ならできるかも知れない」と、勇気を出してもらえればよい。細く長く、続けられるように努力しているところ。

○「全ての家庭をありのまま受けとめよう」ということがスタート。共感が大切。

○具体的な声かけが大切。優しい言葉で誉める、叱る、笑う、ということが大切。
 まずは挨拶。プラスワンで、子どもに関われるような言葉を付ける。難しいことでなく、できることを出来るように続けることで、キャンペーンも広がるのでは。

●(事務局)子どもたちを見つめていただけるような企業の体制、バックアップが必要だと考え、「家庭教育の充実に向けた職場環境づくり」に取り組んでいただける企業との協定制度を作った。協力企業を増やすため声かけをお願いしたい。

○午前7時から午後7時までの預かり保育に0歳児から入れる親が多くなっている。しっかり関わらなければいけない時期に、仕事優先の企業風土があるのであれば、何か動いていかなければと思う。

●(事務局)キャンペーンと言う名称は、一過性のもののようなイメージがあるが、趣旨は「生活習慣の大切さに目を向ける県民運動を」と言うもの。各団体で既に取り組んでおられることを後押しできれば、また、各団体で連携していきましょう、と言う趣旨。したがって、団体独自の取り組みを大いに進めていただきたい。独自の取り組みは、この枠から外れるのでなく、王道である。

●(事務局)子どもたちは、最後は人間とのつながりの中でしか育たないと思う。大人との関わりと言う栄養を与えて、「あなたはうちの家族の一員だからね、絶対に大事だからね」ということが伝わるような人間ネットワークが根底にあることが必要。そういう意味で、ずっと続けていけたらと思う。

≪出席団体で確認した事項≫

(1)各団体でキャンペーンに関連することを取り上げ、具体的な活動を行っていく。
(2)各団体のメンバーや保護者、地域の方に、子どもたちの生活習慣の大切さを伝えていく。
(3)他の未加入の団体にも加入を呼びかけていく。

  

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