平成19年7月9日(月) 午後1時30分~3時30分
(1)あいさつ 教育次長
(2)資料説明 教育企画室長
(3)ワーキング・意見交換(ワーキングは3グループに分かれて討議)
○討議結果の発表
<Aグループ(東部)>
- キャンペーンの認知度を高めていくために、学校だけでなく他機関(福祉関係、公民館、PTA、おやじの会、父親委員会等)と連携し、働きかけていく必要がある。また、活動も広めていく。
- 行政機関でも他の部署とタイアップした取組みが必要ではないか。
- 基本的生活習慣は低年齢からの取組みが大切だが、取組めていない家庭へどう働きかけていくのかが今後の大きな課題ではないか。
- イベント等の開催地が遠くて参加できない人もあるのでそういう人への配慮が必要
<Bグループ(中部)>
- 北栄町では、「早寝・早起き・朝ごはん」のチラシ作成、生活アンケートを実施予定。生活アンケートは、小・幼・自主的な研究部会など他方面で分析し、町の基礎資料としたい。
- 県PTA協議会では、すべて家庭に関わることであるので、会員に対して啓発している。キャンペーンが追い風となり、PTAの活動も実施しやすい。
- 列車内のマナー等が悪いという苦情の電話が学校へ入るが、直接注意できないのが現実。注意できる社会をみんなで実現できないものか。
- アンケート結果の課題に「当たり前のことができない親が増えている」とあったが、「当たり前」の認識が若い世代とかみ合わない。若い世代の理解が必要。
- キャンペーンのチラシはわかりやすい。保育園単独ではなく、県などとつながりがもてて良い。
- スポーツ少年団の中で、町の草取り作業等に取り組んでいた。こういう良い取組みをもっと紹介していけばよいのではないか。
▽「草の根実践の集い」について
- 参加していない団体、こられていない方をどうするか。全体の意思確認が必要。
- 行政、学校、地域等の各種団体が両輪で動くべき。商工団体等とも連携して広めていくべき。教育行政サイドの一方的でないものに。
- 子どもの顔が見える範囲(中学校区範囲等)で取り組んでいけば、もれなく進められるのではないか。
<Cグループ(西部)>
- 課題にある校種間の連携、保護者への啓発、地域に根付かせることが大事であることは確認できた。
- 地域に対する啓発だけにとどまっている現状はありはしないか。みんなで力をあわせて実行しないといけない。
- 基本的生活習慣は、地域の動きが非常に大きな影響を与えるのではないか。また、大人の考え方や毎日やっていることが非常に大切である。個々の団体や個人がやっていても効果がない。
- 問題のある家庭等に対して、指摘しあえる人間関係を築くことが根底には必要。
- 親の考え方や認識の違いをどうなおしていくか。
- おやじの会やおじいさん、おばあさん等の協力や活動が学校・園に大きな影響を与え、成果につながっている。
- 保育所の保護者にもわかりやすい啓発資料を作ってほしいという要望があった。
○意見交換
<事務局>
- 家庭と地域が教育にとって大切という話がでておりありがたい。学校でも家庭や地域の大切さを承知されていると思うが、地域では学校の大変さを知ってもらい、学校ではもっともっと家庭や地域の声を取り入れた動きをしてほしい。
- 列車のマナー等、地域でなかなか注意できないとの意見あったが、地域が輪になり、声をかけられる人を地域で支えていくという形もある。地道な努力が必要。
<学校教育関係団体>
- 市町村、学校、PTA等、それぞれのレベルで課題や目標、具体的な取組み等を考えていかなければならない。草の根的にやっていくとなると、それぞれのレベルでどういう対応ができるのかをきちっとわけて考えていかなければ成果がなかなかでてこないのではないか。
- 学校では、キャンペーンの取組みを子どもができているかを確認し、できていなければ何かの形で取り組むようにお願いする。その結果を啓発することで保護者が変わっていくのではないか。
<社会教育関係団体>
- キャンペーンの項目を少なくしてはどうか。各団体や地域で取り組んだものを持ち寄り、成果や課題等を話し合うことも大切。
<地教委>
- 県内各地、各団体でいろんな活動をされている。レベルわけで市町村や学校、PTA等の役割を再確認することも必要だが、そこで分かれていたら今までと変わらない。県でキャンペーンを実施したのは、各団体をつなげて、県域全体で鳥取県の子どもが良くなることを願ってではないか。つなぎの部分で各団体をゆるがすような支援をしていただけたらと思う。
<事務局>
- こちらでもアンテナを高くして、学校・家庭・地域とのつなぎ(連携)で成功している良い取組み等を情報収集したい。各地区で、そういった事例があれば情報をいただきたい。