鳥取砂丘の冬は、強い北東の季節風が吹き荒れ砂嵐の毎日が続きます。
この厳しい環境に耐えしのいで春を待つ生き物・植物たちが沢山います。
厳しいと言っても文字では表現しきれないので、冬を耐えしのいだ”木”を写真で紹介します。
下の写真は長年の間、砂丘を見続けた「ニセアカシア」の木ですが、枝は南西方向に偏っており北西の季節風の強さが感じられます。
更に、木の幹を見ると北西側は表面の樹皮が無く芯の部分が露出しています。
これは北西からの強い飛砂によりダメージを受けたものと考えられます。
最近の一週間の強風による飛砂で下の写真の様なダメージを受けた木もあります。
一週間前は幹全体が左半分の黒ポイ色で覆われていましたが、右半分は北西からの飛砂により表面が削り取られた状態となりました。
これが、長年続くと上の写真の様に樹皮が無くなってしまうのですね。
厳しい冬がやってきます、冬の厳しさを体感するのも砂丘の形成を理解するのに必要と考えます。
皆様も、天気予報を見て鳥取県東部に強風注意報が発令された時に一度体感して下さい。
但し、想像以上の厳しさであり完全防備の服装でお願いします。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/12/04
12月に入り、この砂丘の空もどんよりとした雲が広がり、雪が降ってきそうな雰囲気です。
12月といえば、鳥取砂丘イリュージョンですね。
12月10日のオープニングに向けて急ピッチで飾り付けが行われています。
砂丘に入る階段やスロープの手すり、駐車場内のニセアカシアの木にも飾り付けが行われています。
砂丘に入ったところには、砂丘の外に砂が飛ばないように堆砂垣がありますが、この堆砂垣、先日までは飛んできた砂で結構埋もれていましたが、きれいに砂が取り除かれ、歩きやすくなりました。
この堆砂垣にも、これから飾り付けが行われます。
さて、今年のイリュージョンはどんな光で鳥取砂丘を彩ってくれるでしょうか。
皆さん、お楽しみに。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2011/12/02
本日の鳥取砂丘は昨日よりも、日差しが強く・・暖かいと言うより、日中は暑かった!
砂丘の中は、赤トンボ。周辺の木々の中には蝶が、・・。
そして、風紋が広がり、砂の上も暖かかった!
正面に見える馬の背頂上の登ると、右側へ歩いても・・左側へ歩いても、この景色が広がっていました。
斜面は、「砂簾(されん)」も見られました。
砂が上から流れ落ちるので、この斜面を登るには苦労します。
それから、斜面を歩く時、注意したいのが、「落し物」です。みなさん、気をつけてくださいね!
今日のような天気が、12月もあるといいですね!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/11/29
本日の鳥取砂丘は少し温(ぬる)い感じの風で、12月も近いのに寒さを感じませんでした。上着を着て歩くと少し汗ばむようでした。
鳥取砂丘にお越しくださった方々の中には、テレビでしか見たことが無かった方もいらっしゃいましたので、砂丘の風景や斜面の足跡を見て驚かれていました。
今日は砂の上にできる、「風紋(ふうもん)」も広がっていました。
以外に、この「風紋」の名前を、砂紋(さもん)と呼ばれる方も多いですが、勘違いされないように。
馬の背頂上には、こんなのも残っていました。
12月なると、北西の風も強くなり、風紋以外にも色々とめずらし風景が見られますよ!
(青レンジャー)
☆鳥取砂丘 市営駐車場では12月のイベントに向けて準備作業が行われています。
砂丘事務所 2011/11/28
皆さんは、砂丘の中に杭がいくつも立っているのをご存じでしょうか?
この杭は、砂丘の砂の移動状況を調査するために100mごとにマス目状に設置しているのですが、他にも重要な役割を担っています。
砂丘って広いですよね。
砂丘の中に居て、自分がどの辺りにいるのか解らなくなってしまうことがあります。
そんな時に、この杭が役立ちます。
この杭には地番が表示されています。
鳥取砂丘探検マップ(事務所やジオパークセンターに置いてあります)と一緒に使うと、自分の場所がよく解ります。
じつは、この調査杭の表示が、新しくなりました!
探検マップの絵と一緒に番地が表示されており、一目で自分のいるところが解るものになりました。
砂丘を探検される場合は、この杭を目印に歩かれてはいかがでしょうか?
今日は、久しぶりに天気がよかったので、朝は大山を見ることができました。
空気が澄むこれからは、大山をよく見られるでしょう。
朝早くから砂丘を訪れて、調査杭を目印に砂丘を探索。一緒に大山を眺めるのはどうですか?
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2011/11/26