防災・危機管理情報

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2011年11月2日

砂上の景色。

本日の鳥取砂丘は、朝から風が強く砂上の足跡は消え、どこを歩いても風紋が一面に広がっていました。風向風速計によると、今日の午前3時頃は、風速17~18m。
南風がよく吹いて、海側へ降りると砂をかぶる・・のですが歩いて見ました。
海側からの馬の背

馬の背頂上は、所々、砂が飛ばされ地面はこのようになっていました。






「風紋」と言っても、さまざまです。幅の広い大きな波長ものも見られます。
この境目がどうしてできるのか?
砂の粒子の大きさや種類にも関係がありそうです。
大きい波長の風紋には、砂鉄などの黒い鉱物が多く、砂粒も大きい粒が目立ちます。


では、この場所では?
風紋を創る乾いた砂が全部飛ばされて、湿った砂が現れています。


どこを歩いても同じ砂だと思っていると、自然の造形美を見逃してしまいそうですが、風がよく吹いた後には、この風景をみなさんにご紹介しています。

(青レンジャー)

砂丘事務所 2011/11/02

2011年11月1日

ハマベノギク

秋に開花する砂丘植物のひとつ、ハマベノギク。
今が見頃です!!
ハマベノギク

辺り一面ハマベノギク☆きれいなお花畑が広がっています。

通常ハマベノギクの花は薄紫色なのですが、その中に白い花をつけるハマベノギクがいます。
白い花は貴重でまれにしか見られないので、探してみて下さい!
白いハマベノギク

ハマベノギクは第一砂丘列付近で見ることができます。
鳥取砂丘探検マップを片手に、砂丘散策してみて下さい。↓
鳥取砂丘探検マップ(PDF版、2.8MB)

☆黄レンジャー

砂丘事務所 2011/11/01

2011年10月31日

砂丘から見えた雲。

本日の鳥取砂丘は曇り空でしたが、日中は晴れ間もあり天気が回復しました。朝のうちは砂も湿っていましたが、しだいに乾いてきました。今日もたくさんの来場者でした。




さて、今日で10月も終わりとなり、明日からは11月。
砂丘を歩きながら、年末まで、・・あと2ヶ月しかない!と考える方と、
まだ、・・2ヶ月もある!と思う人と、いろいろでしたが、・・

夕方になると砂丘の空には、また雲が広がっていました。
でもその先には青空が見えました。


日が沈む前の風景です。
すかさず、シャッターを押してしまいました。


11月は、どんな景色が見られるのか楽しみです!
明日からも天候がよさそうです。

(青レンジャー)

砂丘事務所 2011/10/31

2011年10月29日

そろそろ冬支度

秋も深まってきています。

10月最後の週末は、天気もよく、砂丘を歩くと汗がにじんできます。

観光客の方も秋の日差しを気にしながら歩いておられます。


天気がよくても、砂丘の生き物たちはそろそろ冬支度を始めているようです。

ついこの前まで、オアシス周辺を歩くと、たくさんのバッタが驚いて飛んで逃げていましたが、今は歩いても飛んで逃げるバッタもいなくなってしまいました。

でもちょっと耳を澄ませば、ハマスズの鳴き声もかすかに聞こえてきます。実物は見つけられませんでした。

そんな中、今日は珍しいものを発見しました。

環境省のレッドリストで準絶滅危惧に指定されている「オオヒョウタンゴミムシ」です。
4センチ~5センチくらいの大きさでした。


斜面をよちよちと歩いている姿がとてもかわいく見えました。

ということで、後ろからの様子も撮ってみました。見えにくいですが、足跡もすこし。


西側の端の方では、なんとこの時期にハマヒルガオの花が。


よ~く目を凝らしながら砂丘を歩くと、いろいろな発見ができますよ!


(オレンジレンジャー)

砂丘事務所 2011/10/29

2011年10月28日

鳥取砂丘からの出土品

鳥取砂丘の出土品に縄文土器とともに銃弾が発見されてのはご存知でしょうか?

鳥取砂丘では、明治の末から昭和の初期にかけて陸軍歩兵40連隊が演習場として使い、演習の際に発射された射撃の銃弾です。
私が巡視中に見つけた銃弾には3種類あることが分かりました。

 1-先端に丸みおびた円頭銃弾
三十式
      長さ : 32.8 mm
      径  :  6.5 Φ

これは、「三十式歩兵銃」から発射されたものと思われます。
”三十式”とは、明治30年(1897年)に大日本帝国陸軍が採用したことにより命名されたそうです。

 2-先端部が尖った銃弾
三十八式銃
      長さ : 32.5 mm
      径  :  6.5 Φ

これは、「三八式歩兵銃」から発射されたものと思われます。
先端が尖っているのは、命中時のダメージ能力を向上させる事を目的とした様です。
明治38年(1905年)に採用されたことより”三八式”または”三八年式”と呼ばれた様です。

 3- 2の銃弾の後継として開発されたもの
92式重機関銃
      長さ : 32.5 mm
      径 中央部 :  7.7 Φ
         後部   :  7.0 Φ

これは、「92式重機関銃」から発射されたものと思われます。
なお、他の歩兵銃と共用された銃弾の様ですが、その型式は不明です。
昭和7年(1932年)(皇紀 2592年)に採用され年号の末尾から名付けられた。

この3種類以外にも有ると思われます、強風が吹いた後に砂丘を歩く時は足元も見てください、新しい発見があるかも知れません。

これらの情報は、鳥取砂丘の大ファンで戦争体験者よりお聞きしました。

尚、銃弾の寸法は現物を測定したもので、錆びのため本来の寸法とは異なっている可能性があります。

(赤レンジャー)

砂丘事務所 2011/10/28

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