春分の日の、鳥取砂丘は一日中、傘が手放せませんでした。気温も肌寒く、今年はなかなか春がやってきませんね!でも春分の日は、昼と夜の時間が同じなんですよね。明日からは昼間の時間の方が長くなってきて、・・・元気が出そうです。
こんな日の砂丘は、少し物足りないと思われるかも?しかし、先週3月15日から鳥取砂丘ジオパークセンターに登場した、助っ人!が観光客の皆さんを満足させています。
「風紋発生風洞(ふうもんはっせいふうどう)」
皆さん、何やら真剣な表情をしておられました。
砂丘の秘密を実験中です。 そもそも鳥取砂丘は、すべての事が分かっているわけではありません。まだまだ未知のことや新しい発見があるかもわかりません。この装置は皆さんに、鳥取砂丘をよりよく理解していただく為に作られました。
この装置は今日で公開から一週間経ちましたが、大人気です。一日2回の説明予定だったのですが、本日は6回目でした。
山陰海岸ジオパークには、鳥取県を代表する鳥取砂丘もあります。
その秘密をさぐってみましょう!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/03/21
本日の鳥取砂丘は、曇り空。午後から風が強くなり砂が飛んでいました。気温は比較的暖かく砂丘の中を散策されるには、ちょうどいいです。
砂丘の特徴の一つには、吹く風によって形をかえることがあります。その速さはほかの地形と違って一夜のことも、数時間のこともあります。砂丘の砂が風によって移動し、地形が侵食されたり、砂が堆積するため景観が変化します。
鳥取砂丘には、日本一の起伏量を誇る馬の背がありますが、ここも、斜面の角度が変化しますよ。(今日、登られた方々は少し楽だったかも?)
皆さん、一歩、一歩と着実に登っていました。
そして、馬の背頂上から見る景色は、周囲約2キロ位には~何も景色を妨げるものが無いので、砂の大地が変化していることを、感じさせられます。
いつも砂丘を見ている私は、その時、・・地上のものは何も止まっているものは無い、全て変化し動いているんだ!と考えさせられます。
「砂の動く、生きている砂丘」は表情を変化させ、私たちに、感動や励まし、癒しをも感じさせてくれます。
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/03/20
本日の鳥取砂丘は、風も弱く、暖かで、穏やかな一日でした。観光客の皆さんも十分に、砂の上を歩かれたようです。馬の背頂上へ登られた方々は、砂丘の周囲を眺め~、「思ったより、広かった!」 「日本じゃないみたい!」との感想が多かったです。
そして、今日は青空でしたので、裸足で歩かれる方もおられました。その為か、砂丘の中の植物も少しずつ成長しています。
上の写真は「コウボウシバ」という砂丘植物です。比較的水分の多い場所に分布しているので観光客の多い馬の背下のオアシス周辺で見る事ができます。
今は、葉の下が黄色く色づいてきました。これを見ると、「春」だなぁ~と感じます!
ちなみに、夏にはオアシス周辺の「コウボウシバ」は、遠目に「緑のじゅうたん」のように見えます。
分布は広域で、日本全土から東アジア、南米チリにまで分布しています。
これからは、色々な砂丘植物の成長していく様子が見られますよ!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/03/19
本日は、彼岸の入りで昨日の降雪が嘘の様な快晴の比較的暖かな一日でした。
下の写真は、昨日の雪が砂丘一面に残る銀世界の砂丘です。(午前9時)
冒頭にも記載しましたが、日中は暖かくなり雪はどんどん融けています、オアシスでは雪融け水が小川となり流れていました。
そして、夕方には写真を見て下さい、雪はこんなに融けて無くなりました。(午後5時)
皆さんご存知ですか、「雪が融けると何になる?」 ---- 正解は「春」です。
でも、鳥取に雪は降ってもかまいません、東北の地震・津波の被災地には雪を降らさないで下さい。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/03/18
本日の鳥取砂丘は気温も低く、みぞれや吹雪、強風が吹き荒れました。観光客の方もジャンパーに手を入れ、肩をすぼめて歩いておられました。
また、砂丘も雪化粧とまでは、いきませんでしたが、今日は、砂ではなく、雪が川のように流れていました。
・・砂の上は「砂柱(さちゅう)」が、出来ていたので、風の強さは約12m以上はあったと思います。
上から見ると、何か?不思議な模様に見えます。
こんな日に、砂丘を歩くと、砂の中に足が埋まります。決して、体重が重い訳では無く、・・・
新しく積もった砂の中には、空気が入っていて足が砂の中に深く沈みます。
そう思いながら歩くと、少し~慎重になり、ドキドキ!ですね。
この写真は、砂丘探検マップで見ると、Kー15杭付近からの、馬の背頂上です。私はこの眺めもいいと思いますよ!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/03/16