防災・危機管理情報

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2011年3月15日

いつでも砂丘の不思議が見られる!

本日の鳥取砂丘は午前中は晴れて穏やかでしたが、午後から強風と小雨という正反対の天候でした。こんな日は砂丘の中でのガイド解説も少し、てこずりますが今日は鳥取砂丘に「強力な助っ人」がお目見えしました。

鳥取砂丘の代表的な風景と言えば、さざ波のように見える「風紋」です。これを見るには、砂が乾いていて、5m以上の風が吹かないと、なかなか出会えません。
(馬の背と風紋)
馬の背と風紋

今日のような天候では午後から観光の皆さんは「風紋」を見る事ができません。
そこで!いつでも~「砂丘の風紋」が見られる装置が、本日、鳥取砂丘ジオパークセンターに設置されました。

名づけて、「風紋発生風洞(ふんもんはっせいふうどう)」。この装置を作られたのは、「鳥取大学ものづくり教育実践センター」の方々です。

最初に、この装置の説明です。全長3,2m、全巾0,94m,全高1,3m。
鳥取大学ものづくり教育実践センターの皆さん



初のお披露目に、福部小学校3年生30名と先生2名がお越しくださいました。みんな、真剣にこの装置の説明を聞いていました。



いよいよ!・・電源を入れ、スイッチОNです。


なかなか気象条件が揃わないと見られない「風紋」ができる様子をじっくりと観察できました。
そして、約5分位で、きれいな風紋ができあがりました。
風紋発生風洞

この写真でも、しっかりと、さざ波模様が見えます。実際は、砂が動く~転がる~跳ねる~様子がはっきりと見えますよ!
この装置は、この他にも「スリバチ」「砂簾(されん)」ができる様子も見る事ができます。

皆さん、鳥取砂丘へお越しになられた時は、是非!お立ち寄りください。

(青レンジャー)

砂丘事務所 2011/03/15

2011年3月14日

ボランティアで除草をしていただきました

明後日頃からまた寒くなりそうですが、今日は穏やかであたたかい砂丘でした。

先日のレンジャー日記にも書きましたが、あたたかくなると砂丘植物も芽を出しますが、
外来植物も大きくなってきます。
砂丘にとってはやっかい者です。

そこで今日は、コカコーラウエストスポーツパークの職員さん9名がボランティア除草に来てくださいました。

特に雑草が多い火山灰露出地附近(オアシスの西側)をしていただきました。




皆さん、一生懸命に作業をしていただき、1時間でしたが、たくさんの雑草を抜いていただきました。


この時期の除草は、夏季の除草の負担軽減になります。

皆さんありがとうございました。

ボランティア除草はいつでも受け付けています。
砂丘の再生のため、ボランティア除草に御協力いただける団体さんがございましたら連絡ください。


(オレンジレンジャー)

砂丘事務所 2011/03/14

2011年3月13日

ガイドサポーター養成研修

本日、当砂丘事務所主催の「鳥取砂丘ガイドサポーター養成研修」が行われました。

ガイドサポーターとは・・・砂丘レンジャーがガイドをする時や、当事務所が主催するイベントでガイドのサポートをして頂く方々です。「鳥取砂丘検定」合格者を対象としています。

まずはサンドパルとっとりにて、座学を行いました。
ガイドサポーター養成研修
鳥取砂丘ジオパークセンターのジオガイドである神近先生に講演して頂きました。
ガイドサポーター養成研修
神近先生が普段ガイドする際に心がけていること、来館されたお客様の興味を引くために工夫している点などを聞かせて頂きました。

午後からは、鳥取砂丘保安官 田中 寅夫先生を講師にむかえて、実際に砂丘に出て解説をして頂きました。田中先生は現在、日本海新聞で毎週「多鯰ケ池ものがたり」を連載されています。
ガイドサポーター養成研修
約1万5000人~2万人のガイドをしてこられた田中先生。「心に残る解説」をするためにはどのようなことを心がけたらいいか・・などを話して頂きました。

ガイド中に多くの実験を取り入れるという田中先生。今日も様々な道具を使って、実験をして頂きました。
3つの温度計を使い、気温、太陽の光が当たっている砂の上、そして少し砂を掘ったら出てくる湿った砂にそれぞれ温度計を置き、温度を測ったり・・・
(結果は気温18℃、太陽の光が当たっている砂の上は28℃、湿った砂は15℃でした!)
ガイドサポーター養成研修
尻無川の性質を調べたり・・・(結果は中性!)
ガイドサポーター養成研修
馬の背頂上にて、日時計の実験をしたりしました。
ガイドサポーター養成研修

参加者の皆様、本日はご参加どうもありがとうございました!!

砂丘事務所 2011/03/13

2011年3月12日

春もそこまで来ています。

ここしばらく寒さが戻っていましたが、今日は春を感じる陽気でした。

昨日は、北西の風が時折、みぞれや雪を伴って吹いていましたが、今日は、南西の風が吹いていました。昨日と違い、風が苦になりません。


ところで、
砂丘で”春”を感じるものに、「風紋」や「動植物」があります。

「風紋」は、風の向きがによって、風紋のできる方向が変わります。
(ちょっと前の日記にも書きましたが)



「植物」は、暖かくなって、砂丘植物も砂の中から芽を出してきました。

「ウンラン」と「ハマニガナ」です。





外来植物も目立ってきました。


こちらは、砂丘には余分なものなので除草します。


写真に撮ることはできませんでしたが、ヒバリが春を告げるように鳴きながら飛んでいる姿を見かけました。

もうそこまで”春”が来ています。


《おまけ》

砂丘を歩いていると「落とし穴?」を発見しました。




防砂林の切り株が朽ち果て空洞になったもののようです。

直径は25センチくらい、深さは、60センチ以上はありそうでした(暗くてよくわかりませんでした)。

観光客の方がはまると危険ですので、砂で埋めましたが、埋めるのにも時間がかかりました。
結構深かったです。


(オレンジレンジャー)

砂丘事務所 2011/03/12

2011年3月11日

砂丘内の風向風速計

鳥取砂丘が「日本一の砂丘」と言われる特徴の一つとして、砂丘本来の姿を残していて、風と共に砂が動自然の姿が維持・保全されていること。が挙げられます。

鳥取砂丘は風で砂が動き、風紋や砂柱、砂簾などの砂の芸術作品や、スリバチなどの窪地、起伏の大きい砂丘地特有の地形などがつくりだされます。

その砂の動きを調査するのに必要となる風向・風速のデータを計測する為、「風向風速計」が砂丘内には3機設置されています。ご存知でしたか?

馬の背頂上から西側へ少し歩いていった場所に1機、追後スリバチの近くに1機、そしてもう1機は・・・
風向風速計
砂丘内に入る多くの観光客の方が利用されている砂丘階段向かって左奥にあります。写真にも小さく写っています。

鳥取砂丘探検マップ(PDF、2.6MB)にも風向風速計と印されています。

今日はこちらの砂丘階段横に設置されている風向風速計の点検が行われました。
風向風速計

風向風速計
こちらが先端についているプロペラ。
風が吹いてプロペラが回転すると、胴体の向きから風向が分かり、回転数から風速が分かる仕組となっています。
風向風速計
こちらにデータが蓄積されます。

ここ数日間冬型の気圧配置が強まっていて、砂丘内にも強い風が吹いています。
今日も雨が横殴りに降るような強い風が吹いていて、プロペラが勢いよく回っていました。

砂丘階段を上がる際には、チラッと横に目線を向けて風向風速計を探してみて下さいね!

砂丘事務所 2011/03/11

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