今年もこの時期がやってきました。
「まだいませんか?」「うん、まだいない。」
毎日のように事務所職員の間で交わされていた会話。
今朝の新聞で「梅雨入りはまだ先」との記事を見かけ、彼(彼女かも?)の出現はまだずっと先なのかなぁと思っていたのですが。
なんと梅雨入りを待たずして、今日午後1時半すぎにひょっこり姿を現されました。
鳥取砂丘中心部のオアシスに続く尻無川にて。
コウボウシバの陰からこちらをのぞいているのは・・・
ピヨーーーーーーーーーーーーーーン!!
待ってました!!アマガエルくん♪
当事務所の職員はもちろんのこと、お隣(財)自然公園財団の職員の方も、この今日の一大スクープにカメラ片手に大集合。
まずは後ろ姿。
「こっちむいて!!」
思わず呼びかけたところ・・・
ちゃんと期待にこたえてくれたアマガエルくん。
昨年は6月21日に姿を現したアマガエルくん。今年は2週間もはやく砂丘にやってきてくれました。
と、ところで・・・
「どこからやってきたんだろう?」
「何を食べるんだろう?」
「仲間はいないんだろうか?」
「明日もいるんだろうか?」
「これからどこに行くんだろう?」などなど、つぎつぎにわいてくる疑問。
その答えは誰にもわからず・・・。謎は深まるばかりです。
最後は完全なカメラ目線でポージング。
以上、本日のスクープでした!!
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/06/04
10日ほど前に、ハマヒルガオの開花についてお伝えしたところですが、鳥取砂丘のお花畑はぐんぐん成長中。
現在、ハマヒルガオの群生は砂丘のあちこちに見られます。
そして、本日の開花宣言!!
ハマボウフウです。 咲き始めで満開ではありませんが、今年の初開花だと思います。
ハマボウフウ(浜防風)は、内陸部よりの海岸部に生育しています、葉は肉厚で5~7月に小さな白い花を沢山つけ、太く長い直根を地中深く伸ばします。
昔は、食用として採取されていたこともあり、数がぐんと減少しました。今では希少な植物です。
みなさん、砂丘内での動植物の採取は禁止さてれいます。温かく成長を見守ってやってください。
そして、こちらでは・・・
沢山の新芽が成長中(写真右側の小さな芽)。
写真左側のハマボウフウがお母さん。昨年秋に花を咲かせ、その後周辺に種子が飛ばされ、新芽となりました。
皆 頑張って大きくな~れ!!
鳥取砂丘ではすでに夏の気配が感じられます。馬の背から見た積乱雲(?)です。
灼熱の砂丘がもうすぐやって来ます。水筒持参でお花畑に会いにきてください♪
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/06/03
本日14時頃、オアシスで2つの小さな影を発見。
「何だろう?」遠くから見てみると、その影は円を描くように動いています。
その正体は・・・・・・・・・・、
2羽のカモでした!
2羽で仲良くオアシスの中を、気持ちよさそうにスイスイ泳いでいました。
十分泳いで満足したのか、その後は砂丘内をお散歩★
夫婦なのでしょうか?
1羽が前に進みすぎると、後の1羽が追いつくまでその場でじっと待ったり、
途中、2羽で一緒にちょっと休憩したり。
本当に仲が良さそうです!
オアシスからずっとお散歩をして尻無川に到着。
その後、またオアシスの方向へと歩いていきました。
鳥取砂丘を満喫してくれたみたいです。
カモも歩く鳥取砂丘へカモーン!
砂丘事務所 2010/05/25
山陰海岸ジオパークのジオエリアである鳥取砂丘。
同じくジオパークエリアである浦富海岸で、人気なのが島めぐり遊覧船です。鳥取県観光には欠かせないですよね!
そんな遊覧船から5/22(土)、新たな冒険の旅が誕生しました☆
その名もズバリ、「小型船 うらどめ号」。
うらどめ号登場!ジャーン!
12人乗りの小さな船です。
従来の遊覧船では通れないような狭い航路や洞窟、洞門、
水深の浅い入り江にも行けるのが、うらどめ号の最大の魅力です。
写真を見て「このオレンジの物は何・・・?」と思われた方もいるのでは?
これは箱めがね!
箱めがねを使って、たくさんの海の生き物が生息する
山陰海岸の水中を観察します。
いざ出航~!
何回か遊覧船に乗ったことがありますが、洞門にこんなに近づいたのは初めてです。
自然がつくりあげたダイナミックな景観に、皆感動していました。
千貫松島もこんなに近くで見れます。
こんなに狭い航路でも本当に通れるの!?とドキドキしましたが、
さすが船長さんでした。岩石の間をスイスイ通り抜けていました。
水中観察ではヒトデやあめふらしをまじかに見ることができました。
小型船だからこその発見!感動しました!!
「小型船 うらどめ号」についての詳細はコチラ⇒
http://www.yourun1000.com/
砂丘事務所 2010/05/24
ここ1週間ほど前から薄紫色のかわいい花が砂丘を彩っています。
ハマヒルガオです。
これは本日21日、火山灰露出地付近(鳥取砂丘中心部より少し西側)の斜面で撮影したものです。
まるでアサガオのようです。
このハマヒルガオは、砂丘の中でも壁面を好んで分布する植物です。実際に今日この写真を撮影した場所も斜面、砂丘の中を歩いてみると「追後スリバチ」と呼ばれる傾斜角度30度以上もあるスリバチ状の地形スポットでもたくさん咲いていました。
ここで耳より情報。
「この暑い時期に砂丘の中を歩き回る元気はないわ・・・」というあなたは!!
砂丘入口スロープ横の斜面に注目です。やっぱり傾いた場所がお好みのようです。
こちらでもちらほらと彩りはじめました。
見ごろは6月末までです。ぜひ鳥取砂丘のお花畑に会いにきてくださいね。
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/05/21