活動日誌

 県立公文書館が行っている日々の活動の様子を、ブログ形式でご紹介します。

  
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2019年10月2日

島根大学歴史学専修演習の皆さんに鳥取大火時の米軍支給物資の説明をしました。

 9月12日(とっとり県民の日)に島根大学法文学部歴史学専修演習の4名の皆さんが来館され、研究テーマである昭和27年4月鳥取大火の救援活動について調査されました。
 当日は、鳥取大火と占領期の鳥取に関する概要紹介のほかに、鳥取市の上田勝俊さんに大火時に米軍在日兵站司令部から配給されたレーション(戦闘糧食)の箱と匙(さじ)などを持参していただき、用途などを詳しく紹介していただきました。

レーションを持参された上田勝利俊さん
(写真1)米軍兵站司令部からの救援物資(レーション:戦闘糧食)と上田勝俊さん


箱の写真
(写真2)上田さんのお姉さんはこの箱の天面を画板代わりに使用していたという。


缶切りとスプーン写真
(写真3)配給時に入っていた缶切りとスプーン


上田さん記憶に基づくレーション内容物
(写真4)上田さんの記憶に基づくレーション内容物のスケッチ

公文書館 2019/10/02 in 県史編さん室,調査

2019年7月9日

現代部会が鳥取駅高架化事業、文化財保護、畜産、工場誘致関係の資料調査を行いました。

 現代部会では7月6日(土)、今年度刊行予定の『現代2 経済・社会・文化』に掲載する資料の調査を行いました。前回に続いて鳥取駅高架化・文化財保護関係資料と、畜産・工場誘致の関係資料を調査しました。

写真1
(写真1)熱心に調査を行う現代部会委員


写真2
(写真2)都市計画課作成の鳥取駅高架化総合調査報告概要書の表紙。
ワープロが普及する前の行政刊行物の文字はレタリングに凝っているものが多く、
これなどパッと見では昭和42年「9月」とは読み取れないほど。(西村芳将)

公文書館 2019/07/09 in 県史編さん室,調査

2019年6月10日

現代部会が社会・社会教育、鳥取駅高架化事業、文化財保護関係の資料調査を行いました。

 現代部会では、6月2日(日)今年度刊行予定の『現代2 経済・社会・文化』に掲載する資料の調査を行いました。  
 昭和20年代の広報と衛生関係簿冊のなかに、GHQ民間情報教育局の巡回映画の案内や、飲食店の衛生検査結果表示用の印刷物がありました。今回の調査で扱った資料の一部は、現代2に収録します。

写真1
(写真1)当館所蔵の八東町旧村役場文書を閲覧しました。


写真2
(写真2)GHQ民間情報教育局の巡回映画上映の際の注意書き。
映画を「最も効果的に利用するため、主催者への示唆」である。


写真3
(写真3)飲食店の衛生検査の結果を表示したビラ。
店頭か店内に掲示されたものと思われる。
日本語と英語で、書体を微妙に変えて記載されている。


写真4
(写真4)赤痢の感染予防を訴えるビラ。「起せ、赤痢の国民運動」「清潔で健康な文化日本を建設」

公文書館 2019/06/10 in 県史編さん室,調査

2018年8月16日

民俗部会が日南町の大宮炭関係用具の調査を行いました。

 民俗部会は、7月15、16日の2日間、日南町大宮地区の特産品であった大宮炭関係用具調査を行いました。  
 日南町大宮地区では、たたら製鉄用の炭から始まり、黒炭(家庭炭)最終的には高度な技術を要する白炭(高級品)の生産をまで行い、大宮炭というブランドを有していました。  
 大宮まちづくり協議会の活動拠点、旧大宮小学校校舎には、この大宮炭に関する展示室「大宮焼炭の里」が開設されており、そこに収蔵展示される資料を調査しました。  
 今回はこの資料の収集、展示の中心となった田淵恭さん(元鳥取県木炭検査員)に詳しく炭焼き道具類について説明いただきました。

写真1
(写真1)「木背負いこ」について田淵さんに質問をする調査委員


写真2
(写真2)「木背負いこ」の使用方法について説明する田淵さん


写真3
(写真3)木炭の検査方法について説明する田淵さん


 今回の調査は今年度刊行される『新鳥取県史 民俗2 民具編』に反映されます。調査に御協力いただいた田淵さん、大宮まちづくり協議会の皆様に厚く御礼申し上げます。 
県史編さん室

公文書館 2018/08/16 in 県史編さん室,調査

2018年7月19日

公文書館では「地域歴史資料所在調査」を行っています。

 鳥取県内各地の旧家に保管されている古文書が、所蔵者の世代交代や核家族化の進展、転居・改築等で近年急速に失われています。  
 公文書館では地域歴史資料所在調査として、これら貴重な歴史資料を確実に後世に残していくために、市町村や歴史研究者と協力しつつ、所在情報の収集を行っています。まず現地調査を行って資料の所在状況・保管状況を確認し、その成果は市町村とも共有し、災害時における文書救援や資料保存等に活用します。  
 平成30年6月中旬には、県内某神社にて現地調査(所在調査)を実施し、未紹介史料を多く含む史料群であることを確認し、社務所に保管されていた段ボール1箱分の古文書を借用、公文書館職員等が公文書館において、史料カード作成・写真撮影・目録作成等の詳細調査を行いました。

写真1
(写真1)古文書の内容等を史料カードに記入する様子


写真2
(写真2)古文書を撮影する様子

公文書館

公文書館 2018/07/19 in 県史編さん室,調査

2017年10月5日

平成29年度 第3回 近世部会を開催しました。

 平成29年10月3日(火)、平成29年度 第3回 近世部会を開催しました。  
 会議では、平成29年度刊行の『新鳥取県史 資料編 近世4・5因幡編』、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 資料編 近世6 因府歴年大雑集』編集の進捗状況を報告し、来年度の計画等について協議しました。  
 また、部会終了後、資料編掲載資料の検討会を実施しました。

近世部会での協議の様子の写真
近世部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2017/10/05 in 会議など,県史編さん室,調査

2017年9月28日

「古墳測量にかかる現地説明会」を開催しました。

 9月25日(月)、古墳測量にかかる現地説明会を開催しました。  
 9社の業者が参加し、事務局から事業にかかる説明を行った後、本年度測量実施予定の桷間1号墳(鳥取市大桷)、古海36号墳(鳥取市古海)、里仁29号墳(鳥取市里仁)の現地の様子を確認しました。

写真1
(写真1)現地説明会の様子


写真2
(写真2)桷間1号墳の現地確認の様子


写真3
(写真3)古海36号墳の現地確認の様子


写真4
(写真4)里仁29号墳の現地確認の様子

県史編さん室

公文書館 2017/09/28 in 県史編さん室,考古,調査

2017年6月27日

平成29年度 第1回 古代中世部会を開催しました。

 平成29年6月22日(木)、平成29年度 第1回 古代中世部会を開催しました。  
 会議では、収集資料の整理状況や「古記録編」刊行記念講演会の日程・内容、部会事業の成果と課題などについて協議しました。

写真1
(写真1)古代中世部会での協議の様子


 また会議終了後、鳥取県立博物館に移動し、新鳥取県史編さん事業の中で発見され、今年度県立博物館に寄贈となった史料と、智頭町で新たに発見された史料の原本調査を行いました。

写真2
(写真2)県立博物館における史料の原本調査の様子

県史編さん室

公文書館 2017/06/27 in 会議など,県史編さん室,調査

2017年6月14日

民俗部会が「漁具用具調査」を行いました。

 民俗部会は、平成29年度から湯梨浜町教育委員会及び鳥取県教育委員会文化財課と共同で湯梨浜町泊歴史民俗資料館所蔵の漁具用具の再調査(平成21年度に第1次調査を実施)を行っています。  
 週1回のペースで、湯梨浜町中央公民館泊分館で漁業経験者から漁具の写真を見ながら、使用法や対象魚、使用場所などをお話しいただいて記録化しています。

写真1
漁具についての聞き取り調査の様子


 6月7日は、湯梨浜町泊で戦前から漁業をされていた90代と80代の2名から聞き取りを行いました。  今回の調査は今後刊行される「民俗2 民具編」に反映されます。御協力いただいている泊地区の方々、湯梨浜町教育委員会に御礼申し上げます。
県史編さん室

公文書館 2017/06/14 in 県史編さん室,調査

2017年2月7日

民俗部会は「淀江傘製作用具調査」を開始しました。

 民俗部会は、2月1日、米子市淀江町の特産品である淀江傘の製作用具調査を開始しました。

写真1
(写真1)淀江和傘伝承館に展示される和傘


 淀江傘は江戸時代、文政期(1818-1830年)に生産が始まったと言われています。淀江町は竹材が入手しやすく、傘を大量に干すことができる砂浜もあり、大正時代には製造業者が71軒、年間生産量が17万本にものぼり、西日本一円に出荷するまでであったといいます。  
 この淀江傘は洋傘の普及で衰退しましたが、現在は淀江傘伝承の会が中心となって、生産技術を継承しています。この鳥取県を代表する特産品と生産用具を記録化するために、今回は傘骨作りに使用される道具を調査しました。

写真2
(写真2)節取り用の鉋(かんな)で竹外側の節を削る様子。
鉋は削る部分が竹の形状に合わせて円形になっている。


写真3
(写真3)節(ふし)削りの機械で竹の内側の節を削る様子


写真4
(写真4)傘骨の先端を細く削る「骨削り」


写真5
(写真5)「骨削り」は福岡県久留米市の小園江鉄工所が製作、正式名称は「最高級傘骨製造機械」とある。


 傘骨作りは多くの道具類を使用しています。節削りの機械のように、一見、新しく見える機械類も骨格部分の老朽化で木製から金属製に最近修理したもので、根本的な部分は戦争前のものもあります。古い壊れた機械を別途保管しておいて、部品取りしているそうです。唯一古い木製骨格が残っていた「骨削り」もこの日、金属製骨格に修繕されるため鉄工所に運ばれていきました。  
 今回の調査は今後刊行される「民俗2 民具編」に反映されます。今後、しばらく調査に御協力いただくことを了解していただいた淀江傘伝承の会の皆様に厚く御礼申し上げます。
県史編さん室

公文書館 2017/02/07 in 県史編さん室,調査

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