民俗部会は、7月15、16日の2日間、日南町大宮地区の特産品であった大宮炭関係用具調査を行いました。
日南町大宮地区では、たたら製鉄用の炭から始まり、黒炭(家庭炭)最終的には高度な技術を要する白炭(高級品)の生産をまで行い、大宮炭というブランドを有していました。
大宮まちづくり協議会の活動拠点、旧大宮小学校校舎には、この大宮炭に関する展示室「大宮焼炭の里」が開設されており、そこに収蔵展示される資料を調査しました。
今回はこの資料の収集、展示の中心となった田淵恭さん(元鳥取県木炭検査員)に詳しく炭焼き道具類について説明いただきました。
(写真1)「木背負いこ」について田淵さんに質問をする調査委員
(写真2)「木背負いこ」の使用方法について説明する田淵さん
(写真3)木炭の検査方法について説明する田淵さん
今回の調査は今年度刊行される『新鳥取県史 民俗2 民具編』に反映されます。調査に御協力いただいた田淵さん、大宮まちづくり協議会の皆様に厚く御礼申し上げます。
県史編さん室