朝晩冷えるようになりました。今年は紅葉が早かったので、大山に降る初雪もそろそろでしょうか?
さて今回は、本人だけが目立ってないと思っている「ゴマケンモン」を紹介します。
一昔前、国立公園内の人工工作物は自然と調和するよう緑色にすることが推進されていました。しかし、逆に不自然で目立ってしまう結果に…。今では焦げ茶色が主流となっています。
そんな訳で、壁に張り付いている緑色のゴマケンモンは、とっても目立っていました。地表類(ウメノキゴケ等)のついているような樹皮では、優れた擬態となるのですが…。
ゴマケンモンは、チョウ目ヤガ科ケンモンヤガ亜科。大きさは33~38ミリ。北海道、本州、四国、九州に生息しています。
成虫の発生時期が6月~8月ということですが、今は10月終わり。季節はずれに成虫でいることに戸惑っていたのではないか、と気になりました。
日野振興センター 2015/10/30