やっと冬将軍が本気を出したようです。
この冬初めて本格的な雪でしたが、本来の時期はこれが普通なんですよね。
さて、今回はヌルデを紹介します!
1月16日、出勤すると沢山雪がありました。
この日、江府町御机周辺に狩猟のパトロールに出かけたのですが、ここもしっかり雪が積もっていました。
これだけ雪があると生き物の気配がなさそうですが、雪が止んで日が差すと小鳥達が活発に活動しています。
観察していると、木についている房をイカルが一生懸命ついばんでいました。ヌルデの実です。
ヌルデは、ウルシ科ヌルデ属の落葉樹で道端でよく見かける木です。
ヌルデの虫こぶにはタンニンが多く、染料や漢方薬として利用されてきました。昔は既婚女性が歯を黒くする風習(お歯黒)があり、その原料としても有名です。
また、ヌルデは別名シオノキと呼ばれており、果実に塩分(リンゴ酸カルシウム)があるので塩の代用品にもなるのだとか。実を口に入れると塩味がするようです。機会があれば、試してみようかな。
脂肪分と塩分があるヌルデの実。餌が少ないこの季節には、小鳥達にとってはきっとご馳走なんでしょうね。
日野振興センター 2017/01/19