23日の朝、車で出勤したのですが、昼に車を見たら雪で埋まるほどの積雪でした。帰りは家にたどり着くまでに3時間以上かかる始末…。今週は雪疲れ気味で、一週間が長く感じます。
さて今回は、地衣類の紹介です!
現在、鳥インフルエンザに関係した野鳥調査を週1回行っています。この日は、日南湖(日南町本山)にカルガモが沢山いました。
次の観察ポイントに向かおうと歩いていると、樹皮に立派なウメノキゴケの仲間を発見!
ウメノキゴケは、ゴケと名前についていますが、コケではありません。地衣類(ちいるい)です。
地衣類は、菌類の仲間で、必ず藻類と共生しています。
菌類が生活の場を藻類に提供し、藻類は光合成産物を菌類に提供しています。
他にも海藻みたいな形のものがありました。藻類が影響しているからでしょうか?
日本には約1,000種の地衣類が確認されているようです。
地衣類は、乾燥や高低温、強風などの過酷な環境でも呼吸量を少なくすることで、エネルギーの消費を抑えて何年も耐えることができる我慢強い生き物なのだとか。
最近は「我慢」が流行らないのかもしれませんが、我慢することの大切さをしみじみと感じていた中、地衣類の生態を知り、改めて見習いたいと思ったのでした。
日野振興センター 2017/01/27