ツバメが帰ってきました!まだまだ朝晩冷える日野郡。数日前には日南町では雪がちらついていましたが、凍えていないか心配になります。
さて今回は、神話の真相に迫ります。
狩猟が適切に実施されているかパトロールを行っていると、朽ちようとしているガマの穂を見つけました。
ガマの穂と言えば、神話「因幡の白兎」に登場します。
ウサギはサメをだました報いとして、毛をむしられ丸裸にされてしまいます。苦しんでいた所に、大国主命が登場し、ガマの穂を身体につけるよう教えます。
「因幡の白兎」を題材にした唱歌、「大黒様」では、「きれいな水に身を洗い、がまの穂綿にくるまれば、ウサギはもとの白ウサギ♪」と歌われています。
このモフモフを身にまとうことで、ウサギは毛を取り戻し元気になったのかと思っていたのですが、実は違っていました。
ガマの花粉には消炎作用があるようです。それが丸裸にされて痛がっていたウサギの皮膚に効果があった、というのが真相のようです。
神話ですが、意外と現実的なお話だったことにびっくりでした。
日野振興センター 2017/04/04