桜のつぼみが膨らみ始めてはいるものの、まだ肌寒い日々が続いています。そうかと思えば、暖かい日があったりするのでコート選びにも迷いますね。
さて今回は、鳥獣供養塔を紹介します。
日野町には鳥獣供養塔が、私が知っているだけで3箇所あります。
その中の一箇所では、3月11日に猟師さんが集まり、供養塔の周りをきれいにし花を手向けておられました。
11月から続いた狩猟期が2月末で終わり、捕獲した鳥獣の供養をされていたのだと思います。
現在の里地里山で必ずと言っていいほど出てくる問題として、鳥獣被害があります。
人の生活に影響を与える鳥獣と共生していくには、捕獲して個体数を調整していくことも必要なことかもしれません。
しかし、忘れてはいけないのは、鳥獣も一生懸命生きているているということ。
人も鳥獣も自然の一部であり、その恩恵を受けているということを再確認するためにも、供養塔の前で手を合わせることは、とても大切なことだと思いました。
日野振興センター 2017/03/28