2017年10月10日
穏やかな天候が続き、沿岸ものの市場は大賑わいでした。
網代では、活魚でヒラメやキジハタが揚がっていました。秋になり、ヒラメの漁獲が増加し、割合としては、キジハタよりヒラメがやや多くなっていました。鮮魚では、カサゴやソデイカ(アカイカ)などがありました。
賀露では、今が最盛期のソデイカが300杯以上水揚げされていました。今のところ平成27年のような極端な不漁ということはなく、漁業関係者の皆様が胸をなでおろしていました。
その他、ウマヅラハギ、マダイ、ハマチ、サワラ、シロイカ、サザエなどが水揚げされていました。
活魚では、網代と同様、ヒラメやキジハタが多く水揚げされており、至るところの活魚水槽が埋め尽くされていました。当センターでは、キジハタの全長測定など行うとともに、放流魚の水揚げ状況も調べています。 放流前に稚魚の約3割の個体に腹ビレの抜去の標識付け行い、天然魚と識別できるようにしています。しかし、中には腹ビレが再生して、見分けが付かなくなる個体がいることや、漁業者の皆様に見分けが付きづらいなどの難点もあります。本日の市場調査では、全長35cm程度に成長した放流魚を発見できました。当センターでは、市場にもっとキジハタが水揚げされ、漁業者の皆様に満足していただけるよう、調査していきます。
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