防災・危機管理情報


2017年07月24日

2017年7月20日網代、賀露市場

 梅雨が明け、本格的な夏が到来しました。市場は、イワガキ、シロイカなどで賑わっていますが、キジハタ(地方名:アコウ、アカミズ)も夏に多く水揚げされています。今回は、キジハタを目当てに網代と賀露で市場調査を行いました。
 網代の市場に行くとちょうど漁師さん達がキジハタを水揚げしているところでした。前日は風がやや強く、水揚げは10数本と少なめでしたが、大きいもので全長50cmの個体がおり、その迫力に圧倒されました。そのほか、マダイ、シロイカ、アワビ、サザエ、イワガキ、イシモヅク、カメノテなどが水揚げされていました。

kijihata1 madai1
shiroika1 awabisazae

 網代市場調査を終え、賀露市場に向かいました。到着して直ぐに多くのキジハタが水揚げされていることが分かりました。早速、全長などの測定を行いました。キジハタが多くて嬉しさ反面、測定は腰を曲げるため、とても辛かったです。全て測定するのに1時間程度かかりました。このときすでに8時になっており、急いで、マダイとヒラメの測定を行いました。

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場内をさらに進んで行くとシイラが水揚げされていました。シイラの漁獲が先週から浜村で始まったそうです。シイラ漁は、漬け木に集まった回遊性の魚の群れを巻き網などで漁獲します。鮮度の良いシイラの刺身はとても美味しいのでぜひご賞味ください。

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このシイラと一緒にウスバハギ、アカビラ(カンパチの幼魚)とムツブリも漁獲されていました。

usubahagi akabira
tumuburi

 また、ハマチが連日好調で約1,000箱、アゴ類、シロイカ、イワガキ、アワビ類なども水揚げされていました。

hamachi ago

 そのほか、変わり種では、九州や沖縄などに分布するクロコショウダイが水揚げされていました。さらに、5.8kgのクエもありました。

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賀露市場では、基本的に競りが8時から開始され、県漁協・賀露支所の漁師さんが水揚げした分から競られるため、今回は賀露支所の漁獲物を測定出来ませんでしたが、のぞいてみると、競り落とした仲買さんの札の付いた小型底びき網漁の漁獲物がありました。ウマヅラハギ、キダイ(レンコダイ)、ムシガレイ、メイタガレイ類、マコガレイ、ヒラメなどが主体のようです。

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