10月12日(木)、県内初で全国的にも珍しい「除雪オペレータの育成研修」が開催されました。
山間地域で積雪の多い日野郡では、高齢化や人口減少により除雪作業員が毎年減少しており、除雪作業員の人材確保のため企画されたものです。
この日、午前の部は、除雪作業員や行政関係職員など約60人が参加して机上研修が開かれ、主催者の一般社団法人鳥取県日野建設業協会からは、除雪の心得についての講話がありました。
また、県や日南町の担当者から郡内の除雪の状況について説明があり、実際に除雪作業をしている日野県土整備局の技術員から、除雪のテクニックやトラブル時の対応方法等のアドバイスもありました。
午後の部は、日南町防災基地で、実際に除雪車の操作やトラブル時の対応についての実技研修が行われました。
小雨が降る肌寒い天候でしたが、受講者は真剣な表情で熱気に溢れ、受講者からも、「実際の除雪にとても役に立つ!」という声も聞かれました。
除雪ドーザーの操作実習
除雪トラックの操作実習。
除雪トラック、除雪ドーザーの操作実習では、交差点内に雪を残さない除雪方法やマンホールなどの路面の段差がある箇所の通過時の除雪方法などを、模倣した障害物を使用して日野県土整備局の技術員からマン・ツー・マンで指導を受けながら学んでいました。
除雪グレーダー、除雪ロータリー車、凍結防止剤散布車など普段乗ることのない珍しい車両の操作も学びました。
タイヤチェーンが切れた場合の仮補修の方法など除雪時のトラブル対応方法も学びました。
日野郡3町と鳥取県では、除雪機械の運転手となる若手人材を育成するため、除雪機械の運転に必要な資格の取得に係る費用の一部を支援する制度を設けています。
詳しくは以下のリンクをご確認ください。
鳥取県除雪機械運転手育成支援事業ウェブページ
http://www.pref.tottori.lg.jp/267544.htm
日野振興局 2017/10/17