文化財トピック

鳥取県の文化財トピック

2018年10月12日
家具道具室内史学会の皆さんが来訪されました

去る平成30年10月6,7日(土、日)の2日間、家具道具室内史学会(東京都、小泉和子代表)の皆さん約25名が鳥取に研修に来られ、鳥取市内の建物数件をご案内しました。

昭和初期に医院として建築された鳥取市指定文化財「樗谿(おうちだに)グランドアパート」(写真1,2枚目)では、進駐軍接収時のダンスホールや、将校の部屋などを見ていただきました。途中、学会の方から、室内で用いられている家具が明治期に造られた「輸出家具」である事や、進駐軍に接収された時の増改築の状態がよく残されている事例は全国でも数少ない事など沢山の事を教えていただきました。

樗谿グランドアパート外観

樗谿グランドアパート室内

また、鳥取の民芸運動家、吉田璋也(よしだしょうや)が手掛けた旧吉田医院(通常非公開、写真3,4)では、建築にあわせて造られた診察用の椅子、医療器具用の道具や棚など、隅々まで吉田の美意識が反映された旧吉田医院に皆さん夢中になっておられました。

旧吉田医院の階段

旧吉田医院診察室

今回参加された多くの方に鳥取の文化に興味を持っていただけたようで嬉しいです。また、ご案内した当センタースタッフも多くの事を勉強させていただく貴重な機会となりました。
 

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


埋蔵文化財センターについて


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