7人の訓練生。4月の入校から頑張られ、こうして1軒の家を建てるまでに成長しました。
それでは、7人の訓練生が頑張った実習の成果をご覧ください。
まずは玄関!
廊下の床板も綺麗に張られています。
玄関を入りすぐ左にある部屋が洋間です。小さいながら大きな窓があり、開放感のある部屋となりました。
部屋の中から見るとこんな感じです。
奥には和室があります。
今回は、2階の部屋や階段などの施工はできませんでしたが、和室の隣から階段を設けるよう空間がみられます。
和室には、押入れと2つの大きな窓があります。
天井も綺麗に仕上がっています。
竿縁天井は、本格的な和室の趣を感じさせています。
大工さんが行う家屋の施工を実習で学ぶことができました。
実習での、家屋施工はこれで終了です!!生徒のみなさんお疲れさまでした。
そして翌日、鳥取県主催「国立大学法人名古屋工業大学高度防災工学センター」協力のもと、建築技術者向けの講習会「耐震リフォーム達人塾(施工講習編)」が開催されました。
この講習での講義の中で、模擬家屋を利用し現場施工実習を行いました。そして今回、この木造家屋を教材として提供することになりました。
この講習は、木造住宅の耐震工事を合理的に低コストに行える改修施工法を習得することができる講習です。
昨今、各地で地震の発生が相次いで起こっており、南海トラフ巨大地震等の大規模地震もいつ起こるか分からない状態にあります。
そのため、知識や技術を習得し地震に備えておくことはとても大切です。
鳥取県では建物の耐震性向上、普及の為に鳥取に招き講習会を開催することになりました。
今回は訓練生もこの講習に参加させてもらい、普段聞くことができない貴重な講義を受けることができました。
耐震補強と聞き、大掛かりな工事を想像していましたが、施工実習を見ると意外と簡単に行える小規模な工事で、有効な耐震補強ができることを知りました。
毎年訓練で建てる家屋も実習終了後は誰にも見られることなく、すぐ解体作業に入ってしまいますが、今年はこういう講習に利用してもらい、災害対策普及にも貢献することができました。