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春の小松谷探訪ウォークが開催されました!

春の小松谷探訪ウォークが開催されました!

 GW初日の平成31年4月27日、南部町教育委員会の主催(当センター協力)で小松谷探訪ウォークが開催されました。天候にも恵まれ、南部町内外から37名の参加者がありました。飛鳥時代の瓦を焼いた金田瓦窯跡や南北朝時代にまで遡る記録をもつ小松城跡を巡り、希望者はバスで、金田瓦窯で焼かれた瓦が葺かれた伯耆町の大寺廃寺跡を訪ねるコースでした。

 参加者は、金田窯跡が1300年前の登り窯が埋まることなくそのまま残っていることに興味津々といった様子で、小松城跡では、残りの良い掘や土塁の迫力に驚いていらっしゃいました。南部町内の方々が大半でしたが、「遺跡は知っていたが、初めて来た。」という方もおられ、地元の貴重な文化財について知っていただく良い機会となったのではないかと思います。

         金田窯のようす

金田瓦窯跡。地元の方にとって窯跡は昔、子供の遊び場で、窯の中で肝試しをしていたという驚きのエピソードなども紹介しました。

         ネイチャーガイドのようす

道中では自然観察指導員の桐原真希さんにネイチャーガイドをしていただき、植物や生き物について楽しく学びました。

        小松城跡のようす

小松城跡周辺の民家に残る土塁。城の中心的な部分だけではなく、周辺の民家の敷地内に今なお残る立派な土塁などもご覧いただきました。

        大寺廃寺のしび

大寺廃寺跡。塔心礎や国内に2つしかない国の重要文化財である石製鴟尾を見学しました。「こんな重たいものを本当に屋根の上に乗せていたのだろうか?」などの質問もありました。

 

 

 

  

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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