2019年6月3日
初夏の晴天の日、琴浦町内の山間部を歩いているとササの茎に虫のかたまりを見つけました。
(1)虫のかたまり そっと近づくと、かたまりになっていた虫が一瞬にして散らばりました。
(2)散らばった時 よく見ると、この虫は大きさ2mm程の子グモで、500匹程の集団でした。
拡大写真 しばらく観察していると、子グモの集団はまた(1)のようにかたまりました。風が吹いたり、私が近づいたりした時には、また(2)のようにまさに「クモの子を散らす」ように一斉に散らばりました。
春にふ化したクモは、玉のようにかたまって生活します。ひとりで生活できるようになるまで集団生活をして敵から身を守っているのです。子グモは、敵の侵入を察知すると散らばって仲間に危険を知らせます。 もうしばらくすると、風に乗って旅立ち、ひとりで生活していく子グモを応援したい気分になりました。
<主な参考文献> ・原色ワイド図鑑 昆虫2・クモ 岡島秀治/監修 学習研究社 2002年 ・科学のアルバム クモのひみつ 栗林 慧/著 あかね書房 1974年 ・自然の観察事典 網をはるクモ観察事典 小田英智、難波由城雄/著 偕成社 1999年
中部総合事務所環境建築局 2019/06/03 in 国立公園,中国自然歩道
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