6月になりました。川ではアユが、そして海ではイワガキ、東中部の小型底び網が解禁となりました。
ただ、どちらも絶好調とは言い難い状況です。
特に小型底びき網は漁期序盤の主力のナガレメイタガレイ(ばけめいた)の漁獲が芳しくないため、解禁2日目にして5隻中4隻が100m以深の深場に漁場を展開していました。
本日水揚げしていない船も、多くが解禁前にグランドラインに鉛を足していたものを外し、軽い仕様に変更するそうです。
今日の測定のメインはばけめいたの予定でしたが、5隻で2箱のみ(1箱半端、あと1箱はサイズがバラバラ)。一方、深場漁場ということで、メイタガレイ(本めいた)は活魚で、各船ともそこそこ水揚げしていました。
深場漁場のメインターゲットのムシガレイ(紋がれい)もボチボチの水揚げがあり、ヒラメも大型個体中心に水揚げされていました。
ケンサキイカ(白いか)も不調です。かなり厳しい漁況となる予想をしていますが、鳥取の夏を代表する魚種ですので、水揚げが上向くことを期待しています。
本日、多かったのが、刺網とイカ釣によるマダイと、一本釣のキジハタ(あこう、あかみず)。
そして、イサキが刺網ものは鮮魚で、小型定置網の定置ものは活魚で出荷されていました。