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2019年08月27日
鳥取市鹿野町の鹿野童里夢(ドリーム)で展示解説

8月3日~25日の期間、鹿野童里夢で、乙亥正屋敷廻(おつがせやしきまわり)遺跡の写真パネルや出土遺物の展示を行い、8月11日と25日の午後は、当センター職員による詳しい解説を行いました。

 

来館者からは、「鹿野町にこんなすごい遺跡があったなんて!」「青谷上寺地遺跡とはどういう関係になるのか?」といったご意見、ご質問をいただきました。

 

乙亥正屋敷廻遺跡は青谷上寺地遺跡から東へ約4.8kmのところにある、弥生時代終わり頃(2世紀頃)を中心とする時期に急峻な丘陵部と谷部分に設けられた集落遺跡で、土器や木製品などが数多く出土しています。木製品の中には青谷上寺地遺跡と共通するものもあり、今後の西因幡地域の考古学的研究で大変重要な意味を持つ遺跡です。

 

 ところで、一緒に置いていたチラシ類ですぐになくなっていたのは、今週末9月1日開催の「とっとり考古学フォーラム 戦国時代の転換点 3つの籠城戦を読み解く」です。さすが、鹿野城主亀井玆矩公のお膝元。こちらの方も是非お申込みください。

 


 

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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