令和元年12月20日、鳥取県日野郡連携会議が日南町文化センターで開催され、日南町、日野町、江府町の各町長、鳥取県の平井知事が「急激な人口減少から生じる地域課題への対応」をテーマに議論を行いました。
日野郡では、全国平均を上回るスピードで人口減少が進んでおり、地域を担う人材の育成や生活に必要な交通の確保など多くの課題があり、単独の町だけの取組には限界もあり、3町と県の連携が求められています。
鳥取県日野郡連携会議会長、日南町 中村町長
「日野郡では、急激な人口減少と高齢化率の上昇により大きな課題を突き付けられていますが、「先進的な中山間地域」として将来の国の在り方についての一つの示唆ともなれるよう。鳥取県日野郡連携会議の中で住み続けられる地域について考えていきたいと思います。」
日野町 﨏田町長
「共助交通を考えるに当たっては、集落の人口構成をみることも大切です。また、関係人口については、町境を取り払った活動も一つの考え方です。」
地域の担い手の育成や確保に係る課題については、日野郡在住の高校生及び日野高生を対象に、日野郡3町が連携して今年4月に設置する、ふるさと教育とキャリア教育を行う公設塾について、江府町の白石町長から説明がありました。
江府町 白石町長
「公設塾の狙いは、日野高生や日野郡の子供たちに、キャリアビジョンを確立して地域を知ってもらうことで、一旦は外に出るかも知れないが、将来地域にかえってきてもらうことです。」
平井知事「今、先進的な過疎、創造的過疎を、日野郡をモデルに作っていくプロセスが本格始動しようとしているのではないかなと思います。」
協議のあと、日野郡3町の人口減少に伴う様々な課題に立ち向かうため、「地域の担い手の育成、確保」や「住み慣れた地域で暮らし続ける仕組みづくり」を県と3町が連携して力強く推進することを宣言しました。
鳥取県日野郡連携会議は、3町と県が連携し、様々な課題への取組を進めていきます。
日野振興局 2020/02/06