次々にスミレの仲間が咲いてきました。スミレの仲間第2弾を掲載します。
今回も花のつくりを載せました。
ヒナスミレはスミレ界のプリンセスと言われています。そのイメージ通りの可憐で清楚な感じがします。
アカネスミレ(鳥取県:準絶滅危惧)が咲いています。全体に毛が多く、距(きょ:花びらや萼の付け根にある突起部分で、蜜を貯える。)にも毛が生えています。
シハイスミレは葉の裏が紫色なので「紫背菫」と言われるようになったようです。今の時期に山の中でよく目立ちます。
スミレサイシンの葉は大きく、日本のスミレの仲間では最も大きな葉をつけるスミレの一つのようです。別名のトロロスミレは、太くて長い根茎(こんけい:地下にある普通茎のすべて)をすりおろして食用にする地方があることに由来するようです。食用にするためにはたくさん収穫しないといけないので、お勧めできません。
ナガハシスミレは距(きょ)が著しく長いことが特徴のスミレです。距は色々な方向を向いたものがあります。
まだまだ日野郡には多くの種類のスミレの仲間があり、全部をご紹介することはできません。今の時期にはたくさんのスミレの仲間が咲いています。山道でちょっと車を止めて、歩いてみませんか?
日野振興センター 2020/04/23