網代では4隻、賀露では3隻の入港がありました。鳥取県では、ハタハタの1歳魚はあまり漁獲しないようにしていますが、例年、4~5月になるとハタハタの1歳魚が少し水揚げされます。1歳魚のハタハタの様子を見るために市場へ行きました。
網代では、ホタルイカ主体で約1,000箱、次いでアカガレイが多く約500箱でハタハタは少量でした。船頭も直ぐに漁場へ出港済みだったため、足早に賀露に行きました。
賀露では、ハタハタが約1,000箱の水揚げがありました。全体的に各規格の体長が月を経るごとに大きくなってきているのを感じましたし、仲買の方々からも同様の声が聞こえました。鳥取県沖合で餌を食べて成長しているようです。
そして、貴重な6番手=1歳魚が数箱ですが水揚げされていました。体長は120~130mm程度でこれらの小型個体は、前々年の12月頃、朝鮮半島の東岸でふ化し、餌を食べるために鳥取県沖合に来遊していると考えられています。