4月からベニズワイガニを担当することになり、初めて精密測定用の魚体購入を行いました。
この日は島根県籍のかにかご漁船1隻と鳥取県船籍の1隻の計2隻の入港で、2隻合計で960ケース(1ケース30kg)の陸揚げでした。
魚体購入は、島根県籍の漁船で行いましたので、陸揚げ作業も見学させていただきました。
魚艙からコンテナを滑車で上げ、レールを滑らせる形で陸揚げします。
レールの先には陳列する場所まで運ぶ担当の方が台車を準備しており、女性でも運べることができるようになっています。その後、男性職員がかごを3段まで重ねていきます。
入札の際に、一番目立つ、最前列1番上のかごでは、ベニズワイガニをきれいに並べた後に、砕氷をかけるといった、見栄えを少しでも良くする努力が行われていました(下写真の左側)。
ちなみにこの日の魚体購入先の規格は、4規格(小A(2)、小A(3)、中B、小B)で水揚げの数が少なかった小A2以外は、購入させていただきました(平均甲幅:小A(3)112mm、中B129mm、小B104mm)。なお、規格の分別は、かごの横にロープやテープ等で色分けしてやっており、陳列作業が効率的に実施できるようになっていました。
最後に、鳥取県船籍は陸揚げ用のレールが2本で、陸揚げ作業が早かったです。