12月31日、県漁協境港支所の牧野さんより「変わったイシガレイが獲れたよ~」との連絡がありました。そのカレイは、なんと、白・黄・黒の三毛イシガレイです。
イシガレイは沿岸性のカレイで、体の表面がところどころゴツゴツしているのが特徴です。普通のイシガレイは濃緑~茶系の色ですが、この個体は黒い色素を生まれつき作れなかったか、体色が形成される着底期までに栄養不足やストレスがかかり裏と表の配色を間違えてしまったちょっぴり不運なカレイであると思われます。 白い松葉がに同様、このように表面が白いと、もちろん海の中でもよく目立ちます。敵に発見されやすかったり、獲物に逃げられるため、生き残るのは難しく、ここまで大きく成長した個体はとても貴重な標本です。ちなみに、水産試験場には1996年にオレンジ色のイシガレイも持ち込まれたことがあり、ロビーに展示してあります(脱色され、色は褪せてしまっていますが・・・)。
ちなみに、水産試験場には1996年にオレンジ色のイシガレイも持ち込まれたことがあり、ロビーに展示してあります(脱色され、色は褪せてしまっていますが・・・)。
さて、次はどんな魚がやってくるのでしょうか!こんな思いもしない魚にたくさん出会えるとは、とてもわくわくします!海は不思議の宝庫です。