防災・危機管理情報


2004年11月18日

びっくり!う~☆まんぼー♪(マンボウ)

マンボウ 

2004年11月18日に境港に体長2.8m、重さ1.2トン(推定)の超巨大マンボウが水揚げされました。
 水揚げしたのは、境港を基地とする共和水産のまき網漁船です。
 マンボウは最大で3m程度に成長するので、最大サイズに近い成体のマンボウということになります。
 1-2m程度のマンボウは境港でも秋~冬にかけて時折水揚げされますが、大きな成体のマンボウは大変珍しいことです。

 マンボウは尾ひれが退化していることからも分かるように、泳ぐのがとても苦手です。ですから、潮に流されるまま漂っているため、今回のようにどこに流されてしまうかわかりません。そこで、マンボウは皮の下に厚い皮下脂肪ならぬ皮下ワックス(固形油みたいなもの)を蓄えています。1m前後のマンボウで、その厚さが5-10㎝程度あるから驚きです。
 ちなみにワックスは食べることはできません。マンボウはお肉(筋肉)や胃、肝臓などが食用となります。お肉はワックスのさらに内側にちょっとある程度で、刺身だと食感はイセエビのようですが、脂臭く、そんなに食べることはできませんでした。しかし、調理することでとてもおいしくなります。

 境港では水揚げされることも稀なことから、食べる習慣はなく、水揚げされたマンボウは大抵処分されるだけです。しかし、今回のマンボウは日本海側での巨大マンボウ採捕の記録として貴重であることから、境港市で剥製として保存されることとなりました。公開されるのが楽しみです。
マンボウ

まんぼう

 

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