先日、鳥取砂丘内で昆虫を発見しました。黒色で光沢がある大型の昆虫でした。大きなあごをつけていたので、クワガタムシみたいだなと思い撮影をしました。
その昆虫について調べてみると、クワガタムシではなくて
オオヒョウタンゴミムシという昆虫であることが分かりました。
その名前の由来は、胸と腹の付け根が細く植物の
ひょうたんに似ているからだそうです。
砂浜などに生息する昆虫で、昼間は深い穴を掘って潜んでいるため見つけるのが難しいので
幸運でした。
しかもこの昆虫は”
レッドデーターブックとっとり”で絶滅危惧2類に指定されている昆虫です。
本州から九州まで生息していますが、全国的に減少傾向にあります。
見つけても捕獲せずに優しく見守って下さい。
また鳥取砂丘内には、オオヒョウタンゴミムシ以外にもイソコモリグモなど多くの滅危惧種が生息しています。
希少な動植物を見守らなければなりません。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/17