ゴールデンウィーク真っ盛りです。鳥取砂丘にも毎日たくさんのお客さんが来られ、砂丘散策を楽しんでおられます。
そんな広い広い鳥取砂丘の一角に何やら変わった一団が・・・。
下の写真はその様子を上からとらえたものですが、さて、この一団は何をしているのでしょう?
答えは・・・もうちょっと近づいてみたら分かりました。
ここにおられる皆さんは、除草(つまり草抜き)をしていました。
鳥取砂丘は、夏のあいだ、鳥取県民を中心とするボランティアにより、外来種などの除草活動が行われ、景観の保全がなされています。
このゴールデンウィークは、全国津々浦々から来られる観光客の方々にプチ除草体験をしていただこう!ということで鳥取砂丘再生会議が「除草体験エコツアー」を企画。
この呼びかけに応じてくださったご家族や、カップル、学生グループなどいろいろな観光客の皆さんがその場でボランティア申し込みをし、熊手を片手に除草に汗を流されました。
最初は「面白そうだからやってみる!」とお子さんが率先して申し込むのですが、実際に除草をし始めると、お父さんやお母さんの方が熱心になって止まらなくなってしまうご家族が多かったです。
バイクで来たという一人旅の学生さんは、「時間がないので、15分くらいならお手伝いします。」と言いながら、はまってして、ふと気付くと小一時間経ってたり・・・。(分かります、その気持ち。)
「鳥取砂丘は国立公園の特別保護地区なので、普段は草一本抜くことは禁じられているんですよ。この除草活動は調査研究を行った上、環境大臣の許可を取って行っているんですよ」と説明すると、「エクセレントな保護活動ですね」と感心しきりの外国人旅行者も。
ゴールデンウィークは5日まで、観光客の皆さんによる除草体験エコツアーを実施します。砂丘に来られる予定の方は、ぜひご参加ください。
(山村レンジャー)
砂丘事務所 2010/05/02