2011年は雪のスタートとなりました。今年も日野郡の豊かな自然をわかりやすく紹介できればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします☆
これから春が来るまで日野郡では雪と接する機会がグンと増えてきます。
さて、ここで問題です!みなさん、雪の色は何色でしょうか?多くの人が「白」と答えますよね。でも、雪は白いだけではないのです。
パトロール中、積もっていた雪が青く見える部分がありました。なんでここだけ青いのかな?と思い、事務所に帰って調べてみると、湿った雪が多い場合に見られる現象なのだそうです。なるほど…。
私達が感じている「色」。これは全て異なる光の反射や屈折によるものです。雪はすべての色を反射する性質があるので白く見えるのですが、わずかに青い光を透過させる特性を持っているのだとか。積もった雪の中が青く見えたのは、このわずかに雪の中を通過した光の仕業だったようです。
その他の雪の色として緑や赤があるようです。これは「雪藻」という微生物が雪に混じる事で発生するのだとか。雪藻は高山か極地で半永久的に生えるそうですが、日野郡内では雪藻が見られるという話しを聞いたことがありません。もしも、緑や赤の雪に出会えたら紹介したいと思います。
ちょっとわかりずらいですが、青い雪は写真中央部分。
実物はもっと青いのですが…。
日野振興センター 2011/01/04