平成23年5月19日撮影
緑の木々のなかに、ひと際目立つ黄金色の樹。
これが有名な江府町武庫の
「七色ガシ(なないろがし)」です。
鳥取県指定天然記念物に指定されている、
推定樹齢300年のシラカシ。
普通のシラカシは常緑樹なので一年中緑色ですが、この樹は紫(4月),黄(5月),
白(6月),赤(7月),緑(8月),青(9月から翌3月)と葉の色が変わることから、
「七色ガシ」と呼ばれています。
特に5月の新緑の頃は、日の光をあびて黄金色に輝き、見事な眺めになります。
なぜこの樹の葉の色が季節によって変わる理由はよく分かっていませんが、
日光に対する保護作用ではないかと考えられているようです。
この七色ガシはシラカシの
突然変異体で,このタネを取ってまいても七色ガシには
ならないということ。 不思議ですね~。
この七色ガシ、地元では昔から悲恋の「七色ガシ物語」が語り継がれ、
枝を切ると血が流れ、幹を傷つけると災難に遭うと言い伝えられています。
また、ウワサでは樹の裏側の幹には人の顔にようにみえる模様があるとか、、ないとか、、。
ちょっと、怖くて確かめていません。
※「七色がし物語」の内容、詳しい場所→
江府町HPへ(左欄)
※国道181号線を根雨から江尾方面に走ると、JR伯備線武庫駅に行くまでに
右手の山に見えるはずです。
(米子方面から根雨方面に向かうと武庫駅過ぎて左手)
いまの時期なら、離れた所からも一目瞭然ですよ。
根雨から米子方面に向かう国道より撮影
日野振興局 2011/05/23