江府町宮市集落のボランティアグループ「トンカチ屋さん」。
約10年前、集落の有志13名が”便利屋さん”として立ち上げ、
個人宅の庭木剪定や襖張り、集会所や神社の清掃などを引き受けておられます。
そして、なんと昨年12月には、バス停の待合所まで建てちゃいました!
宮市集落を走る国道482号は、通勤の車、工事や貨物のトラックが多く、特に、宮市上のバス停は道路ぎりぎり。通学する子どもたちや通院のお年寄りがバスを待つとき、とても危なかったそうです。
そこで、トンカチ屋さんが、「何とかしよう!」と、県に働きかけて道幅を広げて待合所を新しく建てました。
この待合所を作るために、伯耆町・日野町・江府町内のバス停を見て歩き、いろんな工夫をこらしたそうです。
★アクリル板で、バスからもお客さんからもよく見えるように。
★屋根と壁に隙間を空けて、風通しもよく。
★掲示板を設け、地域のお知らせを。
★ちょっと腰をかける椅子を用意。
・・・廃校となった明倫小学校から借りたもの。(この椅子は、勉(つとむ)くんといって小学校1年生
から6年生までが高さを調整して使っていたそうです。)
★バス停前の横断歩道には、黄色の「横断中」の旗を設置。
地域の方々に喜ばれ、日々の掃除は、ここを利用する子どもさんの保護者の方がされているとのこと。
やさしい思いがいっぱいつまったバス待合所。
通りかかる機会がありましたら、ちょっとスピードをゆるめてくださいね☆
トンカチ屋さん 会計 河上英明さん(左)と会長 末次喜三男さん(右)
日野振興局 2011/08/12