シンシンと空から降りてくる真っ白な雪を見ていると、なんだか心が清められるような気持ちになります。
さて、今回は寒い中でも元気いっぱい!オシドリの紹介をします。
オシドリは留鳥または漂鳥として主に中部地方以北で繁殖し、冬は本州以南に分布するカモ科の鳥です。
植物食の雑食性で、水生植物、果実、種子、昆虫、陸棲の貝類などを食べています。採食の仕方は、水陸大丈夫なようで、木に登ってドングリを摘み取ったり、地上を歩いたり泳いだり水中にもぐったり…。なかなか器用です。
オシドリで有名なのが、「オシドリ夫婦」という言葉ですよね。さぞかし仲が良いのだろうと思いきや、実際はそうでもないようです。
繁殖期前半はつがいで行動しますが、交尾と巣作りが終わればつがいは解消されて雛を育てるのはメスだけとなります。
鳥の中には、子育てを共同で行うものも多いですし(ツバメなど…)、つがいが一生固定されているものや、パートナーと死別するとそれ以降は新たなつがいを作らないものいたりします。(タンチョウなど…)
人間の目線で言えば、オシドリは本当の意味でのオシドリ夫婦ではないかもしれません。だけど、オシドリ達は今のままでも充分幸せなのかもしれませんね。
冬は、山間の河川、ダム、湖沼、樹林に囲まれた池などで生息していま
す。夜行性なので、昼間は写真のように隠れるところがある場所で休んで
いる姿を見かけます。
日野振興センター 2011/12/16