日南町に日本一があったのをご存知ですか?
それは鳥取県日南町多里にあったクロム鉱山『若松鉱山』。
創業は明治38年から平成8年と最近まで活躍していたこの若松鉱山の資料が多里地域振興センター(旧多里小学校)に展示されています。
開山当初から近年までの歴史を感じる写真や、使われていた道具で、若松鉱山に関係する資料がずらり。
「クロム鉱石」とは、黒色の鉱物で比重が4.7で、モース硬度という石の硬さが5.5の鉱石。いわば丈夫な石ってこと。
展示されている30センチ程度の鉱石を持ち上げると数センチしか上がらず。
見た目以上の重さに腰を抜かすかも!
次に「日本一」とは、総産出量は群を抜いて国内最大だったそう!しかも、日本で最初にクロム鉱床が発見された鉱山、そして一つの鉱体(鉱石の集合したもの)として最大規模を誇る7号鉱体!と規模がでっかい!!!
若松鉱山のクロム鉱石は溶鉱炉の炉材に用いられる耐火れんがの材料として採掘。
施設も大規模で、平成20年には産業近代化に貢献した価値あるものとして、近代化産業遺産に認定されました。
鉱山で使用されている道具も迫力があって見ものです。
「日本一」クロム鉱山、『若松鉱山』の歴史をぜひ堪能してください。
※見学の際は下記お問い合わせにご連絡ください。
また現地の若松鉱山跡は立ち入り禁止です。
お問い合わせ先
■多里まちづくり推進協議会(多里地域振興センター内(旧多里小学校))
住所:鳥取県日野郡日南町多里826番地
電話:0859-84-0151
休日:土、日曜日、祝日
開館時間:8時15分~17時
■日南町役場、企画課
電話:0859-82-1115
日野振興局 2012/06/14